メンバー:K池L、I田

○報告
11月からスタートさせたスーパーレインプロジェクト。
練習に練習を重ねていよいよ本番に望みました。当日は台風ばりの強風!「中止にしよう。」「とりあえず取りつきまで行こう。」など、うだうだ言いながら取り付きに行くと風は強いが天気がいい。遅いスタートでしたが、やっぱり登りたくなりました。
結果的には二人ともすべてオンサイト!(ルーファイミスを除く・・・)練習の成果ありありでした!

■行程
・12/5 海金剛スーパーレイン
雲見オートキャンプ場8:00
登攀開始9:30
7P終了点14:10
懸垂終了16:05

雲見オートキャンプ場泊

・12/6 海金剛スーパートリトン
0Pスタート:9:10
1P目取り付き:10:00
懸垂開始:11:30
0P目戻り:12:30

PC050063
■12/5 スーパーレイン
・取り付きまで
雲見オートキャン場に車を止めて、しっかりとした踏み後のあるアプローチを30分近く歩く。最後に一箇所15mくらい懸垂する場所がある。ここにはしっかりとしたシングルロープが設置してあった。目の前に海金剛が姿を現す。稜線を乗っ越して、少し登ると取り付き。

・1P K池 5.7(体感5.7)
コーナーを登る。泥っぽいが潅木が多く木でプロテクションを取りながら進む。フレークを超えるとスラブとなり、ナッツを決めて進む。さらにもう一段上がって太い木でピッチを切った。トポを見直すと、どうやら進みすぎたらしい。

・2P I田・K池 5.8(本当はピッチを切ったが混乱するので省略)
トポ上「ナッツを決めてトラバース」という箇所より上に来てしまったので、I田くんは登りきらずにトラバースしてもらい、K池も確保されつつクライムダウン。露岩を渡って10mほど歩くと3Pの取り付き。

・3P I田 5.10a(正しいルートがよく分からなかった。体感5.8)
フィンガークラックから松の木を越える。そこからどこがルートかよく分からない。とあるトポに「ブッシュを抜けて、右のフィンガークラックを登る」と書いてあったので、ブッシュを抜けるとフィンガークラックが2つあった。よくわからないので、両方登ってみるが、どちらもルートじゃないっぽい。右上に進むのは間違いないので、2つのフィンガークラックのさらに右にある凹角を登り小さいテラスでピッチを切る。
(後で分かったが、松の木を過ぎてすぐ、”ブッシュに入る手前”の右上するフィンガークラックを進むのが正解。トポにだまされた!!下降時に気づいたがテラスから右下2mの位置にペツルの終了点があった。)
(さらに後で分かったが、横田川さん熊田さんPが迷ったのも同じところだったっぽい。)

・4P K池 5.10a-b(体感5.10a)
緩い斜面のフレークを辿る。フレークは所々浮いている。割れ目には草が生えたりしてカムを決めにくく、ナッツを決めてハンドクラックに突入。途中2~3歩分が緊張する。後は易しい。

・5P I田 5.10a(体感5.10a)
フィンガークラックを登る。足場がしっかりしているので、見た目よりも簡単だった。

・6P K池 5.9(体感5.9)
ハンドからオフウィズス。抜け口はややダイナミックな動きに。クラック部分が短いので、カムを贅沢にたくさん使った。セカンドビレイをしてる頃から風が強くなってきた。

・7P I田 5.7-5.8(体感5.9)
うすかぶりのハンドクラックを登る。緑本にはowと書いてあるが、ハンドジャムがバチ効き!
最後は右に巻きながらブッシュ帯を抜ける。

・下降路
同ルートを下る。風があまりにも強いので、スタックを恐れて出来るだけ短くピッチを切る。今回は50mロープで行ったが、60mロープなら距離的には2ピッチ分の懸垂がつなげられると思う。最後は夕日をバックに取り付きに戻る。

使用したNP:
ナッツ、極小カム~キャメ#3×2セット、キャメ#4×1

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■12/6 スーパートリトン
0P (体感Ⅲ級)
取り付きまで簡単に行けそうに見えたが近づくと意外と悪い。最初は左側から取り付こうとしたが悪かったので、結局右の稜線からアプローチを試みる。土砂が崩れており最後の15mほどロープをだす。取り付きは足場がしっかりとしている。

1P I田 5.9(体感5.10b)
弓形のクラックを登る。朝イチというのもあるが、見た目より難しい。岩が脆くぼろぼろしている。クラックも汚れている。ぜんぜん5.9じゃない!!寒さ対策で着ていたフリースのおかげで汗が吹きだす。樹林帯の太い木でピッチを切る。登ってきたK池さんが1Pの終了点から右にトラバースすると、本来の?1Pの終了点があった。

二人とも1Pを登ったが、岩が脆く泥に汚れていて面白くない!スタートした時間が遅いのもあり、相談した結果下山することになった。


■全体感想
<I田>
スーパーレインはすっきりとしたクラックが続いていて快適そのもの。また、多くの箇所でナッツが効かせられたのも面白かった。登りではすべて木かカムで支点を取り、トラッドな点も良かった。(3P、4P目の終了点だけ立ち木が枯れる影響があったため、ボルトが最近打たれている。こればっかりはしょうがないですね。)
アメリカンエイドで登られていた時代のさび付いたリングボルトも見かけられ、クライミングの歴史も感じることができた。
一方のスーパートリトンは、岩も脆く、泥に汚れ、全体的に日陰で薄暗く、まるで谷川を登ってる気分。もしかしたら難易度はこちらが高いかも。また再挑戦したい。

<K池>
ここに至るまでにミズガキのマルチを数本登った。スーパーレインのためのプレトレというよりは、クラックマルチに毎週付き合ってもらうきっかけとしてスーパーレインを目標にした。結果、積重ねが活きて本番を楽しく登ることができた。I田くんには教わることが多かった。次のシーズンはミズガキのいろんなエリアを探索したい。

PC050081
■その他、周辺情報
・食事は「心」という定食屋に行ったが、アットホームな感じでなかなかいい。海鮮丼がうまい。帰りは温泉は道の駅「花の三聖苑伊豆松崎」に併設する温泉に立ち寄った。500円と安くなかなか良かった。雲見オートキャンプ場は、かなり整備されていてきれいなキャンプ場。アプローチも近く、併設する露天風呂も利用でき、富士山が遠望できる。
・今回登らなかったが、黒磯のシングルルートも面白そうだった。侵食によりポケットが豊富だったり、クラックの幅も色々あった。それだけで一日過ごせるのでは。