メンバー:YT川L、M中


11,12の週末は冬型が強まり、山は雪模様。GPVで雪があまり降らないようなところを調べると、南アルプスの甲斐駒あたりが降らないようだ。今期一度敗退している、大武川の一ノ沢大滝が思い浮かんだ。M中さんが週末は空いていた。
東京側は薄っすらと雪化粧していたのに、山梨側に来たら黒々している。1ヶ月ほど前に来た時から、ほとんど雪が降ってないようだ。中国地方は記録的大雪だと言うのに。。少しは積もっているだろと思ってワカンを持ってきたが、ワカンは置いて行くことにした。


車から2ピッチで1393mのピークに到着。前回のときから途中にピンク布を所々木に巻き付けて目印にした。これが下山の時、結構役に立った。ピークから、本谷に向かって右寄りに下降する。谷に降りると、雪が深い。沢筋は歩きにくいうえに、雪が深いので山腹をまくように詰める。一の沢大滝までにある大滝も巻く。これは正解だった。以前張った場所に1時に到着できた。
時間があるので、大滝の取り付きまでトレースを付けに行った。高さ100m以上の大氷瀑。迫力がある。でも前回程の威圧感は感じなかった。




2/12 
6時出発。昨日の夕方から小雪が舞い、風が吹いていたこともあって、トレースがわずかに残っているだけになっている。それでも、天場から20分ほどで取り付きに着いた。準備して7時前にM中さんリードで登攀開始。60m近く伸ばして、氷瀑の右寄りで切る。ここで、帰りのことを考えて、アバラコフの支点を作る。




次のピッチはこの氷瀑の核心。80度くらいの所がある。Ⅴ-らしい。50m以上登って良いところで切る。3ピッチ目は氷瀑の最後の10mを登り、さらに緩傾斜帯を登って、滝の落ち口に60mいっぱいで到着する。これで大滝は終了する。ザイルの長さで170mある氷瀑だった。
時計を見ると、まだ11時前。この上流に中滝50mが見えた。今回この中滝を登ることが目標だった。 ただ、前回来た時に見た中滝は非常に難しそうな氷瀑だったので、登れるか不安があった。


中滝の取り付きに向かってラッセルする。近づいて見て、万歳したくなった。氷瀑は発達していて、前回見た険悪なアイスとうって変わっていた。






登り易い氷瀑に変身していた。バーティカルな部分はほとんどなく、せいぜい80度くらい。時間の関係もあって私だけ登って、M中さんは登らなかった。落ち口上の灌木に残置スリングを残して懸垂した。12時半すべての登攀を終え帰り支度をする。


1時、大滝の落ち口左岸上の灌木を支点に1回目の懸垂40mをする。2回目の懸垂は立ち木を支点に55m懸垂して、アバラコフを構築したところに下降。3回目はアバラコフで取り付きまで。下降に1時間を要した。


天場にもどり、帰り支度を急いでする。計画どおり3時過ぎ下山開始する。ところが小ピークに上がるのにへばって、時間が4時半を回る。風が昨夜吹いた所為でトレースが消えてしまっている。5時過ぎには暗くなると言う思いがあったので焦る。
明るい内に尾根を下って下に着きたい。薄暗くなる中、時々、ピンクの布を見つけると、精神的に安心した。6時、尾根を下降してアイゼンを履いたまま堰堤下を渡渉する。ヤレヤレやっと終わった。