四国 カンカケ沢 三嶺&剣山 2011/10/8-10

登山・縦走

◆10月7日(金) S藤H明
金曜日の夜、職場からダイレクトに羽田へ、最終便で、高知空港へ、レンタカーを借りて市内に入る。
最近、仕事で高知を訪れることが多いため、飲み屋はたくさん知っている。行きつけの店で定番の鰹の塩タタキ+生柚搾りと鮑と伊勢海老でチベタイ白ワイン。嬉しい。

◆10月8日(土) S藤A子
朝のんびり起きて、のんびり出たので、今日はあんまり遠くまで行けない。
登山道を離れて、カンカケ沢に入る。ザイルを出すような滝はない。水は冷たく澄んで美しい。
登山道が合流する付近で、平坦地を見つけてテントを張る。倒木がたくさんあって、薪には事欠かない。
昼からたくさん飲んで、夜は盛大な焚火で身も心も暖まる。

◆10月9日(日) T山T雄
焚火のそばで軽シュラフで横になった。一度、木をくべ直したが夜半前にはすっかり燃え切って、寒い朝となっていた。
本日はハイキングモード。余分な荷物はテントにデポして私はスニーカだ。沢を飛び石で渡って山道を行く。
しかし関東などの山道と違って踏み固められた一本道という感じではない。
沢筋の広い斜面でフラフラと迷走した様子の道でテープやケルンを確認しながら進む。
少し岩っぽい急登になってしばらくで「お亀岩避難小屋」。中を覗くとストーブなどもあって快適そうだ。
最後の二人組が出発前の掃除をしていた。

稜線へは笹の斜面を10分程。
ここからは眺めの良い尾根道、三嶺ははるかに遠く見えたが歩いてみるとそれほどでもなかった。
三嶺山頂で4,5人。3連休にしては静かなものだ。
360°の展望だが知らない山ばかりで同定が全くできない。
当初はそのまま往路を戻る計画であったが、それもつまらないし、少しは近道になるとのことで、フスベヨリ谷コース経由下山に変更。
ここは台風の影響で道が大分荒れていて渡渉もありとの事前情報だったのでスニーカーの私としてはちょっと気がかりではあった。来た道をちょっと戻って鞍部から沢道に下降。

鹿柵を開閉して、ガレ沢を横断。更に途中で沢を数回横断するが水量も少なく飛び石で渡って靴を濡らすこともなかった。
テントへ戻るのに八丁小屋まで行くと大回りになるので少し手前で斜面をショートカット。
テントを撤収して光石登山口の車へ。
忘れ物があって高知市内まで戻ってから高速に乗り、大豊IC から大歩危経由で東祖谷の宿に着いたときにはもう薄暗くなっていた。風呂入って食事をしたら疲れもあって二次会もそこそこに寝入ってしまっていた。

◆10月10日(月) S藤H明
徳島と高知の県境の祖谷(いや)というところから剣山へと向かう。
道路が極端に狭く林道かと思うが、立派な国道。対向車とすれちがう度に停車するかバックするかしないといけない。
登山口から、ロープに乗って、少し登ると、もう山頂は近い。
紅葉は、見頃の少し前といった感じだが・・それでもなかなか豪華だ。

山頂は、一面の茅原、鹿害が酷いらしい。
ガスが掛っていて、展望はなかった。快晴だと瀬戸内海から岡山や広島の方まで見えるらしい。
下山して、蔓(かずら)橋に向かう。
平家の落人が、追手が迫った時にいつでも切り落とせるようにと蔓で編んだ橋なのだそうだ。
足元を覗くと川が真下に流れていて恐ろしい。
元祖ロープウェイの手動の籠渡しのような乗り物が面白い。
T山さんは恐がってか?無精して?絶対に乗らない。

お風呂に入って、空港へと向かう。
空港の居酒屋で、鰹の塩タタキ+柚子搾りで、酔鯨と司牡丹と亀泉を飲んで打ち上げる。
鯖の姿寿司というのも、鰹の酒盗も美味しかった。
今回の剣山で日本百名山も95座をカバーしました。あと5座です。頑張ります。
今回は、四国の山奥&田舎の真髄に触れることができたがしい山行でした。

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