上信越 魚野川 黒沢 2012/7/14-16

沢登り

L A久T也、N島S子、S藤D介、K田C佳

7/14
7:30 切明温泉 
10:30 渋沢ダム 
11:00 魚野川出合 
16:30 黒沢出合(C1)

7/15
5:00 出発 
12:00 1700m地点(C2)

7/16
5:15 出発 
7:20 稜線 
13:00 切明温泉

14日 雨のち曇り
切明温泉に到着した時は土砂降りの雨。
カッパを着て歩き出すと雨はやんだが、本流はコーヒー色。
3時間歩いて渋沢ダム着。支流の渋沢は濁流だが、本流は少しマシという程度。
本流渡渉が出来なければ今日の行動はここまで。夏の朝日合宿に向けた訓練とはいえ、緊張感がはしる水量。
スクラム渡渉、ロープ渡渉、飛び込みなどを駆使し、突破できないところは巻き巻き&懸垂。
途中から徐々に水の濁りも取れてきたが、魚野川出合から通常4時間程度のところを6時間掛けて、なんとか黒沢出合のテン場着。

15日 曇りのち晴れ
随分水は引いたけど、全般に水量は多い。大ナゼ沢、カヤ沢を分ける辺りまでは、美林の中の遡行だが変化に乏しく少し味気ない。
1500mを越える辺りから巨石帯に入り、摂理の発達した岩壁にそびえるのが遠望できる。
見渡すと周囲には20m程の1条の直瀑や大ナメ滝がとりまき、スケールの大きな景色が広がる。
巨石帯を過ぎ、しばしナメ床を進むと、突然3段大滝が登場。
1段目幅広堰堤状は左のルンゼからバンドを伝ってあがる。
2段目は激シャワーを浴びながら左のテラスへ逃れ、ヌメッたクラックを節子さんリード。シビレル1ピッチ。
3段目は垂壁を水が噴出すような瀑布で手がつけられないので右岸のルンゼから尾根を回りこんで高巻き。

1700m地点で12時。明るいうちに稜線へ抜けるのは出来そうだけど、外ノ沢への下降するには少し遅い。
登山道を切明まで下山すると夜になりそうなので、早いけど本日はここで幕。ヤブを切り開きタープを張って寝床を確保。ネコの額ほどの河原で焚き火。ネマガリダケ、アブラコゴミを収穫。のんびりと装備を乾かす。

16日 晴れ
テン場から少々進むと雪渓が現われ、上を通過。
その後は柱状節理のゴルジュと階段状の滝、草原の中の舗装道路のようなナメ、斜瀑が続く。
展望も開け、魚野川流域の原始が眼下に広がる。
周囲には草原の中に摂理の岩壁がそびえ谷を取り囲む、これまで見たことない渓相に圧倒される。
水量の割りに、水枯れは意外と早く訪れ、最後詰めはネマガリタケのヤブ漕ぎとなる。
まとわりつくヤブに嫌気が差すころ、ひょっこりと縦走路に飛び出した。
切明まで5時間歩き、昼過ぎに下山。

ぶなの会

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