三ツ峠アイゼントレ 2012/11/24

講習・訓練

○山域:御坂 三ツ峠
○期日:2012/11/24

○概要
8:10 勝沼ぶどう郷駅(集合)
8:45 三ツ峠登山口
10:00~15:30 岩トレ
16:30 登山口駐車場(下山)
17:10 勝沼ぶどう郷駅(解散)

○報告(N島)
ゆるやかな林道を登っていく。今日はこの秋一番の冷え込み。確かに空気は冷たいが、緩やかな登りで徐々に汗が滲んでくる。30分程登ると一面白くなってくる。夜半の雨は、山では雪だったようだ。
岩場に着くと既に先客。想定していた一般ルート右(Ⅲ+)はガイドPが使用中。仕方なく、横にある”リーダーピッチ(Ⅳ+級)”での練習となる。
まずは杉さんがトップロープを張ってくれる。クライミングシューズで、ササッと登る。やっぱりベテランは違うなあ、と感心。自分だって登れるだろうが、もっと時間がかかるだろう。

さっそく、3人で初めてのアイゼン登攀に取り組む。雪山の岩場は散々歩いたので、アイゼンで岩を捉える感覚は分かっているつもりだ。だが、手を使うような岩場は初めてだ。ガチガチ・ギリギリいわせながら、とにかく必死で登る。足が決まっているんだかいないんだか、何だか良くわからない。トップロープだけど恐ろしい!ヒイヒイ言いながら、何とか登りきる。ああ疲れた。クライミングを初めてやったとき、腕に頼りすぎてすぐにバテバテになったことを思い出した。足が使えてないということだ。

全員で1回終えるころ、杉さんに、すぐ左隣のルート”都岳連(Ⅴ級)”をセットしていただく。ここは3メートルくらいの高さのところが少し被っており、ホールドが乏しい。こんなところできないとハナからヌンチャクを掴む。ところが、ヌンチャクを掴んでいるのに登れない。クライミングシューズなら、筋力に物を言わせて強引に上がっているところだが、今日は勝手が違う。「ふぬぅー、フォオー、へぁああーー!」絶叫を繰り返しながら、ロープを掴んで、何とか登り切った。

続くA見さん。自分ほどではないが絶叫しつつ、ゴボウでクリア。やっぱり件の部分は難しいようだ。続いてT塚さん。真打ち登場。さすがイレブンクライマーは違う。前爪を軽く引っ掛けてピンポイントで乗ればいいのよ、と解説付きで軽々クリア。自分が放出したエネルギーは全くの無駄であることがわかりました。。。

T尾さんは、今年のアイス用にと新品の縦爪アイゼンを履くが、ぜんぜん歯が立たず、平爪アイゼンに切り替え。すぐに慣れて、楽々登っている。

初めての我々には難しいルートなので、グローブはつけずに登る。終始日が差していたが、やっぱり岩は冷たい。指の感触がなくなるが、そんなこと言ってられないので必死に登る。

それぞれ数本登った後、午後2時から右に移動してクライミングの練習。T塚・T尾が草溝ルート(Ⅳ級)A見・N島が地蔵左(Ⅴ-級)をアルパインスタイルで登る。自分はフォローで登ったが、ハーフロープ2本で登ったのは初めてだったので、ロープの結び方からクリップの仕方まで勉強になった。ルートの方は、「プロテクションがハーケンだから落ちられない~」と緊張しつつ、一番上の部分がレイバックを入れて登るなど、なかなか楽しい岩だった。アイトレも必要だけど、普通のクライミングのトレーニングとして、来シーズンは是非再訪してみたい。

杉さんも地蔵左を登り、懸垂で降りると、ほぼ同時に草溝ルート組も降りてきた。片付けを済ませて夕暮れの岩場を後にし、充実したトレーニングの一日が終了した。

ぶなの会

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