丹沢 源次郎沢 2013/5/19

沢登り

沢はじめ
L S藤D、M中、T城、Y本

8:00戸沢発-8:15源次郎沢遡行-15:00天神尾根経由戸沢下山

(新人Y本 記)
当日は沢登りが初めてと言う事もあり、装備の準備に戸惑いがあり若干時間が掛かった。
先輩方より装備チェックが入り、地図の不備を指摘され勉強になった。

準備が整い、戸沢キャンプ場より行動開始。天候うす曇、気温は20度前後。
メンバーのM中さんが丹沢の中でもお気に入りの沢だという事でとても楽しみだ。

堰堤を2つ程通過後、水無川本流との合流地点に到着。地形図を頼りに源次郎沢に入渓。
合流地点より少し歩くと源次郎沢入口の看板に当り迷う事はないが、先輩方曰く看板があると、答えが分かるので地形図を読み自分達でルーファイする楽しみがないとの事。

まずは今日初めて履く沢靴のフリクションがどの位効くのか試しつつ慎重に登り始める。
沢靴と言っても、やはりヌメりのある箇所ではフリクションが効きづらいので、さらなる慎重な行動が必要とされる。

1
暫く歩くとF1に到着。いよいよ人生初の滝登りにわくわくする。
4m程の高さで特に危険な箇所もなかったのでサクっと通過。はじめての水と岩と靴の感触を楽しむ。

F2はロープを使わずにサクサク登り、F3到着後初めてD介さんの判断によりここは新人の自分のみ上からロープを垂らしてハーネスに結び安全確保をしてから登攀。

2
F4には残置スリングあり。D介さんがトップで登り、続いて自分が先日岩トレで練習したプルージックで安全確保後登攀。高さは10m程あったので緊張したが、ロープで確保されていた為、多少心にゆとりを持てたと思う。

F4通過後しばらくすると崩壊箇所あり。おそらく二股の左股が崩壊したものと思われる。次に現れたF5は水量が多く、傾斜が強い為巻く事にした。
沢筋を歩くと所々に分岐があるので、その度に地形図で自分の位置を確認し、目標とする沢を見極める必要があったので、読図の訓練になった。

じょじょに高度を上げて行き、F6に到着。F6に向かう途中からだんだんと水量が少なくなり、F6はほぼ枯滝だった。F6,F7はロープを使わずに進み、F8はチムニー状に垂直に切り立っていた。
ここもD介さんが先に登り、自分は上からロープで確保してもらい登攀。ここは一般縦走路にはないクライミング技術が必要な箇所で自分には新鮮だった。

そして暫く歩いた後、残置スリングの多くある切り立った枯れた滝に到着。ここが本日の一番の難所となるF9だ。まずはD介さんがトップで登攀。
支点確保後、アッセンダーを使用しながらの登攀は新人には難しいとの事でM中さんT城さんが次に続き、最後に自分が上からロープで確保されつつ、スリングの回収をしながら登攀。足の置き場などのアドバイスを受けてビビリながら慎重に登りきる。F9をクリアした後は沢筋跡を登り、低い笹薮の中を進む。

沢筋を抜けた後は赤茶けた岩場が現れ登って行くとやがて展望の良い場所に着く。風の吹き抜ける気持ち良い場所で眼下には丹沢の町並みが見下ろせる。
記念撮影後、源次郎尾根しばらく歩くと賑やかな話し声が聞こえる一般登山道と合流。時間の余裕があったので塔の岳へ登頂。

下山途中に4班勘七ノ沢パーティーと遭遇し談笑後、天神尾根経由で下山。
初めての沢登りと言う事で期待と緊張はあったが、メンバーの助けもあり楽しく登れた事に感謝。また自分の知らない知識を教えてもらいとても良い勉強になりました。
源次郎沢は新緑の鮮やかな緑の中、こもれ日が差し明るい沢でした。

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