穂高 滝谷ドーム中央稜 2013/8/15

アルパイン(夏)

ルート;滝谷ドーム中央稜
メンバー:N野-M藤

8/14(水)晴れ

朝、お疲れモードで横尾に到着したY本さん、M藤さんともに涸沢へ。思ったよりも人が少ない。
北穂テラスにテントをはり、取り付きの偵察に…と出発するが、霧で視界不良で断念。

8/15(水) 霧のち快晴

3:30起床 外は霧の中。短いルートなので、日が出て霧が晴れるまで出発を延期する。
5:30出発 一般道はガラガラ。下降点はすぐに分かるが、懸垂ポイントまでにやや苦労。
7:00登攀開始 他に取り付いている人も、後続も来ず、デビューのM藤さんの気持ちをゆっくり落ち着けてからスタート。
9:30登攀終了

1P目Ⅳ N野
凹角からスタート。下部は快適で、そろそろランナーを…と思ったところに必ずピンがある。
上部のチムニーは、ザックをハーネスの左腰に下げて通過。体が小さいため、チムニー内にあっさり入ってしまったが、デカイM藤さんは大丈夫だろうか???
チョックストーンを超えたところでビレイ。

2P目 Ⅴ M藤
ホールドの豊富な下部をずんずん進んでいく。ピンが少なく、ランナウト気味だったため、カムを使うべきだったと反省。上部のすっきりしたフェースは…何故か一番難しそうなラインにロープが伸びている。

3P目 Ⅳ N野
トラバースで、次のピッチの取り付きまで。中間支点一切なし。ビレイ点が少々分かりずらい。

4P目 Ⅳ M藤
右の凹角から登る。途中、支点がない!と叫びながらも、軽快にのぼっていく。
途中、雲稜で会った横浜のパーティーが現れる。

5P目 Ⅳ N野
支点も豊富で快適なピッチ。最後のハングは左右どちらからでもOKとのことだが、カンタンそうな右から。終了点はリングボルト1本のみ。カムで補強してセカンドの引き上げ。

にっこり笑いながら登ってきたM藤さんと握手をして終了。荷物を片付け、時間はたっぷりあるので、ぼーっと一般道を眺めてからテンバへと帰りました。

P1020147
<M藤コメント>
ここをソロで登るのは無理だと思ったのが山岳会に入会しようと思ったきっかけでした。
5月からPUNP2のスクールに通い何とか5.11bを落とすことができ、毎晩自宅で6ピッチのロープワークをノルマとして、この1ヶ月で120ピッチ以上トレーニングして、それなりに準備して挑んだつもりでしたが、最初は緊張でコチコチでした。

1ピッチ目:フォロー。狭苦しいチムニーで、朝一のリードは勘弁いただきたい感でした。
2ピッチ目:リード。Ⅴ級グレードが付いていて、上部スラブが嫌らしいとの情報で大変警戒していました。
途中のフェイスが難しく、右手で悪いカンテを持って左手でアンダーカチを引き付けて、右足一旦切ったあとにスメアーして左のカンテを持ってから左足乗込み。。良くわからないまま勝手に難易度を上げてしまいました。この調子では上部スラブはA0を覚悟しましたが、意外やガバ足に感じる容易なスラブでした。

3ピッチ目:フォロー。岩歩きでした。
4ピッチ目:リード。凹角上部のハング越えを警戒しましたが、ガバでした。
5ピッチ目:フォロー。余裕が出て来て楽しく登れました。

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