北岳バットレス第四尾根主稜 2014/7/5-6

アルパイン(夏)

メンバー:N野L、I田

7/5(土) 雨
06:30 広河原(南アルプス登山者用直行バス利用)
08:00 白根御池小屋
10:00 bガリー偵察
12:30 白根御池小屋泊

7/6(日) 晴のち曇り
02:30 白根御池小屋発
04:30 bガリー大滝
07:00 四尾根主稜
10:00 登攀終了
11:00 北岳山頂
13:30 広河原(バスで甲府駅へ)

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天気予報がだんだんよくなって、日曜晴れるかも!?という期待を込めて出発。
土曜は雨の中偵察。昼過ぎに小屋に戻り、明日に備え乾杯。
白根御池小屋は、きれいで、スタッフの雰囲気もよく、とても快適。
翌深夜、外に出ると星空。ラッキーなことに天気は良いらしい。
登攀中は晴れ時々曇り、先行パーティもなく、眺望抜群の中、快適に登攀。
ただ、残念なことに、城砦ハングでデジカメを落としていまい、山行の記録はdガリーのかなたへ。

・アプローチ
二股に荷物デポ。
大樺沢左股の登山道を40分ほど登る。
水流の音が聞こえてくる。この辺りがC沢。
バットレス沢とC沢の中間の尾根に明瞭な踏み後があり、そこを登る。
前日偵察時、入口にケルンを立てておいたので、迷わず。

・bガリー大滝
雪渓の先にbガリー大滝。
雪渓は急で軽アイゼンではつらい。
とりあえず、左側の岸壁にトラバースする。
ここでロープを出し、I田さんリード。
そのまま岸壁沿いを突破しようと試みるが、難しい。
再度上部の雪渓を右にトラバースして、クラックルートを登る。

・~第四尾根取付
踏み後を辿ると枯滝があり、それを登る。
左側に踏み後があり、それを横に進むと、Cガリーの雪渓が見える。
雪渓を渡ると、すぐにビバークできそうな空き地、その先に道をふさぐように折れ曲がった木がある。
この間の急傾斜の樹林帯を登り、ほどなくすると、広々とした四尾根取付に着く。

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・1ピッチ目(N野)
広めのクラック。
出だし、フットジャムが痛いのをガマンして登る。

・2ピッチ目(I田)
易しいフェース。快適。

・3ピッチ目(N野)
白い岩のフェース。
ピンがあちこちにあってルートに迷うが、どこでも登れるようだ。

・4ピッチ目(I田)
第1コル~第2コルへ。
最初、トラバースするのかと思ったが、ルートが違う。
素直にリッジを登るだけだった。

・5ピッチ目(N野)
出だしの垂壁すごい難しそう。
素直に右上したが、直登するのも面白いかも。
おっかないナイフリッジを進むと懸垂ポイント

・懸垂
dガリー側にビレー点が見えるので、そこに向かって懸垂。

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・6ピッチ目(I田)
右のクラック沿いからリッジへ。
その先、ちょっと悩ましい垂壁がある。
枯れ木テラス手前で切る。

7ピッチ目(N野)
枯れ木テラスまで登って、城砦ハング側へ恐る恐るトラーバース。
城砦ハング手前で切る。

8ピッチ目(I田)
城砦ハングは、濡れてて滑る。
ここはフリーでの突破は諦めA0で。
それでも難しい。

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・登攀終了~山頂~下山
無事、登攀終了。天候にも恵まれ、ほぼ順調。
しばし休憩後、踏み後を辿って登山道へ。
山頂はガスに包まれ展望無し。でも人はいっぱいいた。
早い時間のバスに乗ろうと急いで下山。
(N野)

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