城ヶ崎 漁り火【イサリビライト 10c】M藤○、T田○
フィスト、ハンド、フィンガー、フェースと一通り味わえる1本。城ヶ崎にしてはスッキリとしたクラック。プロテクションも良好で安心してトライ出来た。
お隣りのイサリビレフト10dはプロテクション今一つな上に、カタカタ動くスロットが。抜け口も埃っぽく、こちらはトップロープで充分です。
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湯川
【テレポーテーション 10d】M藤○
湯川3大クラックの1本。
きれいなコーナーから被り気味の右上クラックへ。グレードはこの5メートル程の短い右上クラックに付いておりムーブの強度は湯川一番。数年前にトップロープで1回登ったことがあって、その時の感覚が悪くなかったので「絶対に登れる」と勝手に決めつける。取付きでガイド講習に来ていた佐藤祐介氏に「ガンバ!」と声掛けされてモチベーションUP。コーナーをスルスル登りRP!の筈が、コーナー途中の小ハング超えのレイバックでスリップしフォール。
翌日、今度は師匠の保科ガイドが見つめる中、スタート。レイバックを慎重にこなし右上クラック手前のテラスへ。ここは前傾していて居心地悪い。テラスから右上クラックへの一歩が怖い。核心はボルダーチックな感じで得意系、強いフィンガージャムを数手こなし無事RP。同じ10dのサイコキネシスよりこちらの方が難しいと思う。




小川山 お殿様岩
【イムジン河  11d】M藤○、T田○
小川山3大クラシックの中でも最も格調高いと言われる1本。
白黒の花崗岩に走る細いクラックは背後の青空に吸い込まれるようだ。完全に一目惚れ。下部はスモールサイズのナッツで微妙なバランスのフェースを登りダイクへ。ダイクから始まる中間部はクラックが狭く太めの指の私にはキツかった。細目の指の鶴田さんに、先に中間部をクリアーされて焦り、渾身の順手フィンガーでハイステップしていたら小指パックリで血だらけに。やむなく逆手フィンガーに変更して、力任せにハイステップしたらあっさり抜けられるようになった。上部はシンクラックからフェースムーブ。これまたシンクラックに指入らず、小指1本ピンキーでフェースへ抜ける。
最後は完全に足下となったプロテクションで遠いガバ取りの精神修行。緊張感溢れるトライ&エラーのすえに掴んだRPに心が満たされる。ナッツと友達になれたのも成果。
 




瑞牆山 不動沢屏風岩
【百獣の王 11c(11d)】M藤○○、T田○
今シーズン初フェース。
瑞牆本表紙で平山ユージが登ってるのが、このルート。表紙になるだけあって綺麗な花崗岩フェースの超イケメンルートです。ボルトは一直線だが、左右へ弧を描きながらのルーファイは実に楽しい。延々と浅カチが連続。削られて削られて最後に核心と出汁が利いている。T田さんにヌン掛けさせて、先にRP。シメシメと思っていたら、次便でT田さんRP。対抗意識を燃やし、2便続けてRP。
25メートルの長いルートだが、弧を描くので体感ではもっとずっと長い。100岩では11d。11cはちと辛いかも。




瑞牆山 十一面末端壁
【春うらら 11b 】M藤○、T田○
ワールドクラス。
スタートでグーチョキパーと言われるフェイスチックなムーブをこなして前傾コーナーへ。私にはパーチョキパーになる。
前傾コーナー上が有名な「チェンジングコーナー」。この被ったワンポイントにグレードが付いており手強い。この核心は最後までシックリ来なくて誤魔化しながら登った。チェンジングコーナーを抜ければ遥かに続くコーナークラック。素晴らしいの一言。スーパークラシックルートに敬意を払い、チェンジングコーナーから上はプロテクションはナッツを使用。「渋いぜ俺」と御満悦。




十一面末端壁
【アストロドーム 11a 】 M藤○、T田○、I田再登✕
被ったダブルクラック。瑞牆11クラックの登竜門。そして、末端壁に始めて訪れた初心者が、嵌り喘ぐ。
私も例に漏れず嵌った。見た目より被っていて核心の下部を上手く処理しないと吸われる。中間テラスへのガバを掴むまでパワー頼みで抜けていたのを、手順を変えてみたら、「あれっ?!」10aに感じるようになった。アストロドームを登り終了点からカンテを超えてお昼寝テラスまで繋げるのがエアウェイ12a。いつかは登りたいが、30mでボルト1本のトラッドは、オールボルトと違い敷居が高そうだ。




小川山 妹岩
【カサブランカ 10a】M藤○、T田○
クラック始めたら最初の目標となる1本。
10aクラックでは1番の美系クラック。クラッカーなら誰もが登る。実はRPしたことがなかった。中間部は実に快適なジャミング。でも、フレアしていてカムの座りが悪い。そう感じられるようになったのは、進歩の証かもしれない。末端壁の翌週に行ったらめちゃ寝ているように感じた。最上部の枯れ木は掴んでも良いようだが、男子たるもの掴まない踏まないで頑張ろう。くれぐれもセットは慎重に。外れます。




小川山妹岩
【ジャックと豆の木 10bc】 M藤○、T田✕
出だしのワイドから被り気味のハンドを抜けるまでが核心。歪んだ被りはバランス悪そう。
ずいぶん前にトップロープで1回登ったが全く記憶なく殆どオンサイトトライ。でも、余裕でしょうと高を括ったのが災いし、想像通りにバランス悪く、アタフタ抜ける。修行が足りませんね。
終了点がブラインドになっており、カムをケチって登ったら、すぐそこに終了点があった。
「アタフタしてたね〜(笑)」と余裕でスタートしたT田さんもアタフタ。挙げ句に頭下にしてフォール!「シメシメ」。




おまけ
小川山 ビクター岩
【コンケーブ3級】M藤○、T田○、H田✕
所詮3級と思ったらどっこい3級。
狭いトラバースに苦戦。M野&H田の初段&1級ボルダラーが抜けられない中、T田さんが体格の利を生かしてクリア。プレッシャーを掛けられ発奮し、次便で何とかクリア。数年振りのボルダーは結構面白いな。
(コメント)
ぶなに入会後、5年間は毎週のように本チャンばかりでフリーは極少量のみ。おかげて大変物騒なルートにも挑み完登することが出来ました。しかし、登るにつれてフリーの実力不足を痛感。今シーズンはアルパインを封印しフリーに専念することに。
目標は「フェース12c&クラック11c」。結果として、クラックは達成したもののフェースは殆ど触らずじまい。「恐っ!と言いながらも緊張感溢れるトラッドに触手を延ばしてしまうのはアルパイン好きの性か。成長がグレードとして端的に現れるフリーもやりがいあって楽しいものですね。