2025/6/29 大同心雲稜ルート・南稜ルート

アルパイン(夏)

[メンバー] S木(L)、新人T(記)

6/29 4:30美濃戸口登山口〜8:00取り付き〜8:20登攀開始〜13:30下山開始〜16:15美濃戸口登山口
新人と先輩会員の2人で八ヶ岳のアルパインルートを登ってきました。

大同心雲稜ルート

1P 新人T 5.8(以下体感グレード)

出だしのフレークにカムを決めて登り始める。
石垣のようなホールドを掴んで登っていく。ペツルがところどころにあり、支点は取りやすい。
小ハング(?)を越えるところが核心のようだが、落ち着けばホールドはあるので難しくはなかった。
ハーケンやリングボルトが複数あるところでピッチを切ったが、実は一段上がった小テラスに、立派なペツルの終了点があった。

2P S木 Ⅴ


核心は少し上がったところのコーナーのようだが、出だしも少し悪かった。
核心部分ホールドはしっかりとあるが、プロテクションがタイオフのハーケンだったので、あまり落ちない方がよいと思った。

3P 新人T Ⅳ
2P目終了点から右の方に登っていく。
このピッチは浮石が多く、大きなホールドも剥がれたりしたので、かなり気をつけて登った。
テラスのハーケンの終了点でピッチを切ったが、1P目同様1段上がったテラスにペツルの終了点があった。
上の終了点まで行けば、4,5Pは繋げられる。

4P S木 Ⅳ
短めのピッチだった。出だしの凹角が少し濡れていたので、滑りそうだったが難しくはなかった。

5P 新人T Ⅲ


バンドをトラバースしていく。ペツルの支点がいい位置にあった。
南陵と合流する肩の部分で良い支点がある。前のパーティーが少し苦戦していたので、ここで30分〜1時間ほど待った気がする。

6P 新人T Ⅴ+


グレード的にはルート全体の核心ピッチ。序盤は階段状を登っていくが、すぐに被ってくる。
小ハングを乗っ越して、右側を登ればすぐに終了点に着く。5.10aというグレードのようだが支点もしっかりしていて、体感としてはⅤ+級もしくは5.9程度ではないかと思った。

難しいグレードが付いているピッチはホールドが安定していて、支点もしっかりあるので、グレードほどは難しく感じなかった。
登り終わって時間があったので、南陵ルートも登ろうということになった。
下山路を半分ほど降りたところから登り始める。

大同心南稜ルート

1P 新人T Ⅲ


右から行くとほぼ階段で面白くなさそうなので、左寄りを登った。
途中にペツルがいくつもあったので、ルート取りは合っていたのかと思う。取り付きからも見えるペツルの終了点でピッチを切った。

2P S木 Ⅲ


ビレイ中に、別パーティーが落とした落石があった。音だけで見えなかったが、かなり大きそうだったので、怖かった。
大岩は先ほど降りた下山路を転がっていき、熊か車ほどの大きさだった。20分ほど遅かったら当たっていたかもしれない。
序盤は右方に登っていく。すぐに雲稜5P目の終了点から見える稜線に出る。あとはほとんど歩きのような感じ。

天気もよく、たのしいクライミングになりました。久しぶりに長いアプローチのルートに行ったら、体力の衰えを感じたのでもっと体力をつけようと思いました。

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