大堂海岸 2017/12/30-2018/1/3

トラッドクライミング

[メンバー]LH内、T濱、K寅、G間、Kおり、会員外3名

 

 

大堂海岸は白く美しい花崗岩が延々と海岸線に広がるスケールの大きなシークリフでした。
城ヶ崎のそれともまた異なる魅力のあるシークリフで、何と言ってもピッチスケールが素晴らしい。25~30mのルートがひしめき、かつ、グレードも5.8~5.10aと手頃なものが多く、グレードに依らずクラッククライミングを楽しめる岩場でした。
岩質は城ヶ崎の安山岩との比較はもとより、瑞牆の花崗岩と比べても荒々しく、食い込むようなジャミングの感覚を味わえます。
今回行ったのは代表的なモンキーエリア、帰れずエリア、お座敷エリア。
この時期の大堂海岸には全国から、この手のクライミングを志向するクライマーが集まっているようで、混み過ぎない程度に賑わっていました。有名課題であるスーパークラック5.9などは順番待ちでしたが、それ以外は待たずに取り付けるように思います。

色々いい課題がある中で特に面白いと感じたルートを紹介すると↓
星付きのルートではないですが、大滝エリアの「アメフラシ5.9 28m」はフェース登りやジャミングを使ったり変化に富んで5.9の中では秀逸ルートのように感じました。終了点直下の核心が良いアクセントとなり、ピッチスケール含め良いルートでした。
また、熱風セレナーデ5.10aも高度感が素晴らしく星付きに納得のルートです。本来8m+20mの2ピッチですが、リンクして登ることも可能。途中テラスがあるのでストレニュアスさには欠けますが、空に突き上げるクラックラインを28m一気に登るのは爽快そのものです。

今回、大堂の看板マルチであるSECRET AGENT MAN 5.11aは登りませんでしたが、日本離れした秀逸ルートのようなので次回の楽しみに取っておきたいと思います。
また、現地のクライマーから聞いた情報によると、SAMと同じ最果てエリアにあるラズベリージャムも最近人気のようで、1ピッチ5.9 50mと中々お目にかかれないスケールのようなので是非登ってみたい。

クライミング外では、何と言っても新鮮な魚を良心的な価格で食べれるのが楽しみの一つです。クライマー御用達?の山田鮮魚店で毎日刺し身を買って宴会、こうしたクライミング外の楽しみも大堂の大きな魅力だなと思います。

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