霞沢岳 西尾根 2025/12/13-14

積雪期登山

○山域・ルート:北アルプス・霞沢岳西尾根
○期間:2025/12/13-14(土日)
○メンバー:L Y田、S岡、片O(記録)

○記録 
・1日目 12/13(土)
21:00 都内某所出発
6:30 坂巻温泉  6:55 釜トンネル入口  14:00 霞沢岳  15:45 幕営地 2150m

年末山行に向けての足合わせ的練習山行。
坂巻温泉からスタート。道路の気温計は-9℃を表示していた。そんなに寒いのか??
今日は快晴だが、明日は日本海・太平洋側に低気圧が位置し、天気が悪い。フリージングポイントも1850mあたりで、下部は雨が予想された…。

とりあえず釜トンネルへ。ここを歩くのも久しぶりだ。上高地トンネルも抜け、国土交通省の看板が現れる。ここの裏が西尾根の取り付きである。トレースは無し。そもそも雪が少ないが。
看板の裏側を100mほど歩き、左側の斜面にピンクテープが見える。ここを登り、西尾根に取り付く。早速の笹薮が結構うざい。

尾根に乗ると、Y田さんが早めにアイゼン履いたら?と言っていたが、まあまだツボ足で歩けるだろうと行ってしまったが、素直に履けばよかった。笹薮や凍った土の上に薄く雪が積もっていて、しかもなかなかの急斜面。普通に滑りまくり、ふくらはぎがめっちゃ疲れたので、ここは早めにアイゼンアックスを出すべきだろう。

積雪はそこまでないが、藪に乗っかれば沈まないし、あっても膝あたり。先頭を交代しながら進んだ。

2080mくらいまでは急登で、かなり斜度が立っている箇所もあり、そこはアックスが有用だった。
2080mからは台地っぽくなり、ここは幕営適地だろう。だが雪が少ない…。
今日中に山頂へ行きたいため、早めにテントを張りたい。あんまり標高を上げ過ぎても意味が無い為、2150mで見つけた良さげな幕営適地に荷物をデポる。

2300m超えたあたりから、右側に雪庇が形成されてきた。
2450mは核心部。細いリッジで絶対に右側に落ちてはならない。特に難しくは無く、その先のfixロープが張られた急斜面も問題なかった。

それよりも、核心部を突破した後の山頂までの稜線歩きが意外と長く、疲れた。この辺はやや膝上のラッセル。

頂上は最高。快晴の中、穂高連峰、乗鞍、焼岳がかっこいい。抜戸岳南尾根も見えた!いつか行きたい…。

→2450mあたりのリッジ

→頂上へ

→めちゃいい写真かも

→焼岳もいいですね

下りもロープは出さず、普通に下降。慣れていない人は懸垂をしてもいいかもしれない。(fixロープがあるが)
ここで二人組の方とすれ違う。

デポ地に戻って、テント設営&食雪&調理。それにしても樹林帯の雪は汚い。針葉樹林のスパイス入りか。夜飯は片Oがサバ缶カレーを作った。コンソメ・トマトのコクや下味が足りないと、S岡さんY田さんからありがたいお言葉を頂戴した。年末に向けてペミカン作り頑張ろう…。

先ほどの二人組も近くに幕営しており、ガスヘッドを忘れたらしく貸してあげた。
早めに就寝。

・2日目 12/14(日)
6:50 出発  9:50?坂巻温泉

朝起きると雪が降っていた。下の方は雨か。
朝飯は、S岡さん特製の肉うどん。安定で美味い。

出発する頃には、雪は止んでいたが、途中からやはり雨が降り出した。雪が薄くて急斜面の下りは、アックスが有用である。笹薮に濡れながら下山。

帰りの風呂は、坂巻温泉が良かったが時間が早く、まだ開いていなかった。代わりに沢渡で入浴。飯は「十字路」でパフェを喰らい、〆る。

→北鎌の帰りもこれ食った

〇感想
(片O)
前から行ってみたかった霞沢岳。西尾根は少し頑張れば日帰り可能な良いルートでした。
まだまだ体力向上の余地があるし、食当も頑張って、年末山行では隊に貢献していきたい。
行きたいルートがたくさんあって困りますね…。
とりあえず丹沢歩荷は続けていきたい。

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