大雪山 層雲峡の氷瀑群 2019/3/21-24

アイスクライミング

[メンバー] NG野(L)、T崎

祝日からめて3泊で北海道の層雲峡に行ってきました。
層雲峡は氷瀑がいくつもあり、まだまだこの時期でもアイスクライミングが楽しめます。
天気は連日、曇り、小雪で冷え込みもあって、融解を気にせず楽しめました。

3/22 ブルーウルフ
アプローチは、層雲峡発電所とニセイシキオマップ沢の間にバス停があって、その辺りの道路が広くなっているので、そこに車を停め、沢沿いを歩きます。
よく見るとピンクテープがあります。
30分ほど歩いて沢の対岸に渡り、すぐ戻ったところのルンゼを詰めるとブルーウルフです。
ブルーウルフは幅広で見映えのする大滝で、左岸が垂直部が長く、右岸に行くほど短くなります。
先行パーティが居て、なぜかスコップとプロープを持っていたので、「アイスでは無いんですか」と聞くと、前日にブルーウルフの右岸側を登っていて雪崩を食らったそうで、埋まってしまった荷物の回収に来たとのこと。
というわけで、まずは左岸側の少し盛り上がったラインの右寄りを登りました。
このライン、出だしの氷は硬くしっかりしてたものの、垂直部の下部がスカ氷交じりでヒヤヒヤでした。
長さは60mロープ目一杯あり、とても登り応えがあります。
トップロープを張って、リードしたラインより少し左を登りましたが、こちらは下から上までしっかりした氷で快適でした。
都合3本登って撤収。


3/23 錦糸の滝、岩間の滝
朝一、七賢峰の滝に行ってみるものの残念ながら下部崩落。
錦糸の滝、岩間の滝に移動しました。
アプローチは銀河トンネルを抜けたところの路肩に車を停めて、遊歩道を詰めます。
20分程で対岸に錦糸の滝が見え、フィックスロープで下降、渡渉。
錦糸の滝はスカート状に幅広で傾斜も緩く易しい氷瀑です。
2ピッチで登ります。さらに上にも氷がありますが、階段状です。
トポでは40mとなっていますが、真ん中のちょい左寄りラインをほぼ真っすぐ登り、30mで1ピッチ目の終了点に着きます。
支点はさびさびプアで、スクリューで補強。
氷はしっかりしてて快適です。
2ピッチ目もトポでは40mとなっていますが、20mくらいでしっかりした確保点に着きます。
ここで懸垂で戻ります。
次は上流に少し歩いて岩間の滝へ。
こちらも大きく立派な氷瀑です。
傾斜の緩いラインが右へ左へとありますが、登りづらいので真ん中のラインを真っすぐ登ります。
長さは40mくらい。
抜け口のちょい下が透け透けの薄氷でしたが、それ以外は快調に登れる氷でした。
帰りは来た道を戻るので、フィックスロープを登り返すのですが、これがとにかく大変で、本日の核心となりました。

3/24 あなたの滝、孤弦の滝
アプローチは前日と同じ銀河トンネルを抜けたところの路肩に車を停めて、旧道の方に入り橋の脇から川に下ります。
あなたの滝は川の左岸側なので、そっちに下りて数分歩くと到着、アプローチ至近。
見た目はちっちゃい5-6mの氷瀑ですが、90度前後の傾斜で侮れません。
氷はカチカチで思った以上の難しさでした。
でも、すぐ終わってしまうので、もう1本、対岸にある孤弦の滝へ。
15mくらいの階段上りで簡単です。
この日は東京に戻る日で、これで満足、終了としました。

関連記事

特集記事

アーカイブ
TOP