メンバー S山L、T塚、N野、N島

曇りで寒い二日間でしたが、今年の八ヶ岳の氷の発達は素晴らしく充実のアイスクライミングを楽しめました。

2001年から8回目の裏同心ルンゼですが、今回は過去最高の氷の発達と氷瀑の数、高度感でした。

行動概要
6日(金)
09:00 小淵沢駅集合
11:50 赤岳鉱泉着(個室で昼食摂って)
13:20 ジョーゴ沢(F2~右俣大滝)
17:00 赤岳鉱泉戻り

7日(土)
07:25 のんびりと出発
08:00 裏同心ルンゼ F1
12:20 終了 大同心稜を下降
13:50 赤岳鉱泉戻り
15:50 美濃戸駐車場

<T塚コメント>

初日は昼からジョウゴ沢。アイスは昨年、Sさんに誘っていただいてクリスマスルンゼ・カモシカルンゼ・夕暮れの滝、3回のトップロープしか経験がありません。

ジョウゴ沢で初スクリュー回収。凍ってビクともしないスクリューと格闘していたら、N島君からバイルのハンマーで打てばいいんですよ、と教えてもらい、無事回収。そんな有様なので、リードはまだまだムリ。

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二日目、期待いっぱい、わくわくして「裏同心ルンゼ」へ。
オールフォローで行かせて頂きましたが、本当に充実した時間でした。
今年のアルパインは先月の「明星フリスピ」が最後と思っていましたが、もう一つ「裏同心ルンゼ」が待っていました。

これでもかと次々に現れる氷爆、近づいてくる迫力の大同心の大岩壁、この時期に来ないと見られないすばらしい眺めでした。

バーティカルなラインをSさんがあえて選んで登ったF3とF4が核心。
初めのF3の出だしはバーティカルな上にスクリュー回収があったので、テンションも入って必死。

バシバシとアックス、アイゼンを決めてリードしていくSさんのようにはなかなか登れないのですが、核心二つ目のバーティカルラインはテンションをかけずに登れてホッとしました。登攀後は大同心の基部へトラバース、大同心稜を下りました。雪稜練習にもなって貴重な雪山経験もできました。

「裏同心ルンゼ」に行くことができて、すごくうれしかったです!
ずっとあこがれていましたが、実現する日が来るとは思っていませんでした。
行ってみて、岩とアイスという手段は違うけれどアルパインクライミングという点では同じですね、そこが楽しかったです。ありがとうございました!!

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<リーダーコメント>
・初日は昼からジョーゴ沢に行きました。F2をN野ーN島、SーT塚の2チームで超えて、目指すは右俣大滝。時間的に4人が登るのは無理なので、N野ーN島に大滝を譲り(自分は2シーズン前に登ってるし)戸塚さんのフォロー練習をナメ滝で。

二日目は裏同心ルンゼ。ヒロケンのチャレンジアルパインクライミングにはシングルロープとスクリュー5本・なんて書かれているけど、それはあくまで彼が登った時は、という条件付き。滝の左右に確保支点が・・。。あるのはF2の上だけだし、他は古くてボロボロですからね。

今回はF3.5とかF4.5とか、普段は出現しない滝までできて、たっぷりと楽しませてもらいました。ナメ分も例年の2倍長さがあり、確保支点をスクリューで作るにはスクリュー7本でもギリギリでした。

30代男女ペアと50前後の男性ペアと我々の3パーティがが取りついたけど、先頭を行けたので、中央のバーチカルなラインを取ることができました。

あえて選んだ理由は、新調したクオークの性能を早く試したいという動機と、アルパインクライマーのT塚さんなら、アイスビギナーでもすぐにコツを掴んで部分的とはいえ、Ⅴ級ラインもフォローできるという信頼感が有ったからです。

アイスの楽しさ(しかも今回は土曜朝のいちばん乗り)は、毎年、毎月、毎週その姿を変える美しい氷に、自分の好きなラインを選んで、支点を作り、毎回オンサイト気分で登れるところ。ここらがフリーとは異なるところかもです。
とはいえ、フリーのムーブとV級以上のアイスはバランスの取り方が同じなので、フリーの上手な人はアイスの上達も早いです。