大塔川黒蔵谷遡行-大杉谷下降

【メンバー】えびさん(L) クマッシー Y本さん N塚(記) 

【行程】

1日目  6:40 黒蔵谷入渓 〜 7:00 鮎返しの滝 〜 13:00 高山谷出合 〜 15:00 黒蔵瀑 〜 16:20 ビバーク地点(上ノ廊下上流) 

2日目  7:00 出発 〜 8:40 標高500m 二俣(左の支流へ) 〜  10:00 標高770mのコル到着 大杉谷下降開始 〜 12:00 大杉滝 〜 14:00 大杉谷出合から林道へ 

【報告】 

天気がいまいちな時期でしたが、つかの間の晴れ間を狙って南紀の沢に行ってきました。 一週間前からの雨で増水していたのだろうと思いますが、先輩方のお陰で安全に遡行することができました。 

泳ぐには少し早い時期で、ウェットスーツを着ていきました。予想よりは寒くはありませんでしたが、陽が当たらない場所で足を止めると途端に寒く心が折れそうになる場面もありました。真夏であれば、かなり気持ち良い沢であることには間違いありません…! 

水量の多さや滝のスケールからしても私にとっては緊張の遡下降でしたが、メンバーの皆さんのおかげで非常に楽しく思い出深い山行になりました。 

実際に見る鮎返しの滝は写真で見るより威圧的に感じました。 釜の左端を泳ぎ、滝の左側のルンゼに取り付きました。釜に引き込まれる流れに乗るのは少し緊張します。 

穏やかな清流を泳ぐのはとても気持ちが良かったです。 とは言え、時期的に体は冷えるので立ち止まると寒さに襲われます。 へつれるところは出来るだけへつるのがベストだと思いました。 

泳ぎやゴーロ歩きなどの平和なパートの中に小滝(小滝と言えども釜が深く突破が大変)がたくさん出てきます。 CS2条2m滝はクマッシーが釜の右から泳いで突破、釜がボイルしていて緊張しました。 5m斜瀑はえびさんがアブミで突破、噂通り難しかったです。 

泳がないと突破できない廊下。 少し寒いことを差し引いても、水が澄んでいて気持ちが良い瀞でした。 

黒蔵瀑(地形図上のカンタロウの滝)で集合写真。 南紀の滝はスケールが大きく水量も多いため、一つ一つが迫力満点でした。 この下の13m滝は右岸巻き、黒蔵瀑は左岸から巻きました。 

上ノ廊下の手前でそこそこの時間となったので幕営しました。

夜は気温が一桁代まで下がりかなり冷え込みました。 焚き火で暖まりながらキムチ鍋を囲んだり楽しい夜を過ごしました。 

二日目。 

樋状10m滝は右から取り付いて流心を跨ぎ、左に渡りました。ラバーは効きますが水圧に足を取られないよう踏ん張って上がりました。 恥ずかしながらごぼうで精一杯でした。 

少しずつ水量が減ってきたところで左の支流へ入りました。 

黒蔵谷右岸支流の途中に出てくる20m程の滝。 左岸から巻きましたが、えびさんとクマッシーは左壁を直登していました。 この後は登れる滝が続き、一気に250m標高を上げました。黒蔵谷の南に走る尾根の標高770mのコル(標高803mの小ピークの西側)に詰め上げました。 

そのまま尾根を越して大杉谷支流の沢型に入りました。 

急斜面を慎重に下り、ガレている沢を下降していきます。 

しばらく下降すると本流と合流し水量も増してきます。 しばし足がつかない程の深さを持つ釜もあるので、適度に水に浸かりながら下降しました。 

狭いゴルジュ地形が続き楽しく下降していると、急に沢が切れ落ちているのが見えました。 どうやら下降が厳しそうな滝が出てきたようなので、右岸から巻いて途中から懸垂して降りました。 

大杉滝42m。カンタロウの滝同様スケールの大きさに驚かされます。 

基本的にはゴーロ帯が続く印象で、綺麗なナメが広がるところもありました。 黒蔵谷もそうでしたが、全体を通して赤いヌメりが多いのでラバーでは滑ります。 

15m程の滝を右岸から巻いて降り、その後すぐに出てくる10m程の滝も右岸から降りました。 

滝を降りるとすぐに大塔川本流に合流しました。 

大塔川本流は巨大でおどろおどろしいゴルジュが続いていました。 右岸から林道に上がり大杉谷下降は終了です。 

南紀の谷を堪能した素晴らしい二日間でした。

<ヤマレコ記録>(GPSログ、遡行図あり)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3151601.html

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