後立山 爺ヶ岳冷尾根 2024/3/16-3/17

積雪期登山

○山域・ルート:爺ヶ岳冷尾根

○期間:2024/3/16-3/17

○メンバー:LY田、SLK坂、O川、AA

○タイムスタンプ

1日目

7:23駐車場-7:39大谷原登山口-11:59冷尾根合流-14:10テント場2150m

2日目

5:15テント場-6:33雪面取り付き-9:42稜線-10:23冷乗越-11:15白樺平-11:43高千穂平-14:07大谷原登山口-14:23駐車場

○報告

 この週はかなり雪が降る予報の出ている週であった。車でなんとなくO川はラッセル大丈夫かと少し心配になりながら現地に向かっていた。入山口の駐車場に向かう途中、爺ヶ岳東尾根の駐車場には多数の車と人。冷尾根も誰かしらパーティーが入っているかと思いきや我々の貸し切りであった。駐車場から登山口まではスキーモービルの後らしき踏み跡があり快適に歩ける。少し行くと橋と直進する分かれ道。ここから先はくるぶしが埋まる程度の雪。冷尾根にそのまま上り詰めるのではなく支尾根を経由して登ることに。尾根に取り付くには徒渉が必要であった。O川が先に徒渉したのだが、他3人はさらにいいポイントを探し先へ。結局O川も先に進んだが戻る事となった。やっといい場所を見つけたと思いきやK坂さんが沢に足をドボン。最終的にダムの途中のコンクリートを使って徒渉した。その後は無事尾根に取り付く事に成功。膝付近のラッセルをパーティーで回しながら進む。途中K坂さんがどんどん前に進みラッセルで道を作って行く。初日はロープを出す事無く冷尾根に合流する事ができた。冷尾根に合流してからもラッセル続く。初日は快晴、無風。順調に進み14:00頃にはテント場についてしまった。その後はO川とK坂さんは2日目の為に踏み跡を付けにいくためさらに登り、Y田さんとAAさんにはテント設営と分担作業。O川とK坂さんが帰る頃にはテントと立派なトイレができあがっていた。テントではみんなで笑いながら談笑。とても楽しい時間を過ごした。夜はクラムチャウダーであった。

 2日目朝、日が出るちょうどぐらいに雪壁の取り付きにいたいということで暗い内に出発。前日に付けておいた踏み跡に助けられながら進む。Y田さんの計算どおり日が出きった頃に取り付きに到着。合計2ピッチ。K坂さんのオールリード。O川とAAさんはアッセンダーで登り、Y田さんはフォロー。1ピッチ目は雪の状態が良く、結局ロープはいらなかった。また当初は1ピッチで抜けられると考えていたがロープが足りなくなりそうであったため、すこし登った後ピッチをきり再びロープを結んだ。2ピッチ目はトラバースをするようにルートをとって上った。支点はスノーバーと木にスリングで取った。ビレーはスタンディングアックスビレイ。さらに2ピッチ目の最中に天候が悪化。雪と強風のなか登る事となった。ロープで登り切ったあとも意外と悪く、ハイマツを掴み登った。また膝下ラッセルも継続。稜線に出るとホワイトアウト、爆風で吹き飛ばされそうなほどであった。赤岩尾根の下降はノーロープ、トラバースで降りることができた。赤岩尾根は踏み跡があり。その後は何事もなく高度を下げていく。下れば下るほど雨。雪の状態は最悪。たまーに踏み抜き膝に負担がかかる。それでも無事下山。

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