ぶな20代の親睦を深める為に企画した今山行。初日は裏谷急沢で沢登りを行い、妙義最高峰の谷急山に登頂、二日目は表妙義でハイグレードハイキングという内容。それぞれ志向が違うため、今まで同山行が少なかったメンバーですが、お互いのことを知る良いキッカケとなりました。

11/17 裏谷急沢遡行
9:00 裏谷急沢入渓ー11:00 20m滝下ー13:30 谷急山山頂ー15:20 入渓地点

土曜早朝、東京駅で集合して妙義へ。
入山川沿いの林道の小さなスペースに車を駐車して準備していると、谷急沢の方から正体不明の爆音が響いてくる。この後も爆音は位置を移動しながら定期的に響いていたが、一体何だったのか。とりあえず気にしない事にし、沢支度を整えて入渓。

晩秋ということもあり、沢中は落葉が大量に溜まっていて、むやみに突っ込むとハマったり、滑ったりで大変。しかし、落葉の絨毯をかき分けながら進む沢も、風情があって面白い。
10m滝は左岸から巻くが、滑りやすいので注意。
その先からは、この沢特有の柱状節理の小滝が続き、快適な遡行を楽しむ。

ナメ床帯を過ぎると、いよいよこの先最大の18m滝。柱状節理が見事で、眼前に屏風の様に立ちはだかる。
左岸から容易に巻けそうではあるが、折角なので右壁からチャレンジ。岩が崩れやすくやや手こずるが、なんとかコマツナ氏がリードで突破。続く女性陣もショルダーを駆使しながら登り、全員右壁を登りきる。やや難しめのムーブな上、岩が崩れやすくて中々怖かった。

その後は石畳の様な癒し系のナメ滝が延々と続く。トップのハッチはサクサク進んでいくが、コマツナ氏は足が滑るようで苦労している。
最後は右俣と中俣の中間尾根から登り、妙義最高峰の谷急山へ。
山頂からは表妙義の全容や、ミニチュアの様な上信越道の展望が楽しめる。

下山はダイレクト尾根を下るが、中間でやや高度感がある部分があるので、慎重を期してザイルも出す。六時間半程度の行動だったが、沢初心者にとってはそれなりに大変だったようだ。しかし沢の楽しみも感じてくれたようで、草鞋納めとしては良かった。

下山後は風呂で少し時間をつぶした後、農業を営むコマツナ氏特性の野菜たっぷり鍋を楽しんで就寝。獅子座流星群の極大日ということで、星の観測に来る人たちの姿もちらほら。

11/18 表妙義縦走
6:30 妙義神社ー7:10 大の字ー9:30 相馬岳ー10:30 茨尾根の頭ー13:30 東岳ー14:30 中之岳神社ー15:30 妙義神社

朝焼けに輝く白雲山を望みながら、妙義神社スタート。
大の字経由で奥の院に至ると、いよいよ直立した鎖場が登場する。
前日の沢装備を持って来ていたので、一応全員ハーネスとヘルメットを装着し、危険な場所は鎖にカラビナで確保を取りながら進む。

急登の先の見晴からは、澄み切った空気の中、裏妙義や浅間山の絶景が広がる。
ここから相馬岳山頂までも何箇所か鎖場が登場するが、それ以外は普通の縦走路も多く、思っていたよりは怖くない。
相馬岳からはこれから進む金洞山の方面が見えるが、鷹戻しの付近は絶壁に見え、遠景ではとても登れそうな気がしない。金洞山の左手には中間にぽっかりと穴の空いた星穴山、奥には台地状の頂上部を持つ荒船山なども見え、景観としてはとても面白い。

金洞山へ至るまでの茨尾根は平凡だが、堀切を過ぎると登山者の姿も増加。鷹戻しの鎖り場では、予想に反して大渋滞にハマる。冷たい風が吹く中、震えながら鎖場でしばし待機。
その後も金洞山の危険箇所では終止渋滞気味で、中々ペースが上がらない。
行程的には先に金洞山を登って白雲山に向かった方が、面倒な渋滞にハマらなくて良いかもしれない。

東岳を最後に稜線の縦走は終わり、後は中之岳神社へ一気に下る。
日本一の大黒様を横目に神社を通過し、車道を歩いて妙義神社へ。

やや人は多かったが、晴天の中、紅葉に染まる妙義の景観を心行くまで堪能できた。

親睦を深める為に企画した本山行であったが、想像していた以上に景観が素晴らしく、とても思いで深い二日間となった。若手会員の仲も一気に進展したのではないだろうか?
次回は、裏妙義縦走や星穴岳などのバリエーションにも挑戦してみたい。