メンバー:H部L、A久、I、T橋

7月14日晴れのち雨、のち
曇り(記:T橋)
8:00林道ゲート-9:20入渓-9:30篠沢大滝(巻き)-11:00本流復帰-18:001750m幕営地

桑木沢林道経由で小一時間歩き、滝見の遊歩道を抜ける。
途中、巨大な壁のような堰堤に道を阻まれ、まるで人工滝のようだねと言いながら、急な仕事道を最初の高巻き。滝見の遊歩道というが、観光で来るにはけっこう大変なんでは・・・しばし歩くと篠沢大滝下に出た。かなり迫力の滝。これは滝見見物客も来るかも?
ということで早速、1300m付近のバンドを狙って右岸を大高巻きし、地形図1本目のルンゼで傾斜がゆるくなっているところから沢に降りた。この間、1時間半。沢登りのはずだがまだ1歩も沢に入っていない・・・。

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この後は小滝や岩のごろごろしたエリアを辿るが、日が射すと緑がかった透明な水が揺れ、ナメ滝や小さな釡が美しい。薄暗い奥秩父ばかり行っていたので、頭上が若干開け、南アは石の色が違う!とちょっとうれしい。
が、この後は巨石エリアに突入。5~10mはあろうかという巨大な岩石がごろごろ転がり、見るには美しいものの登れない。気が付くと、沢登りのはずだがまた沢を離れている・・・・(この日は1本も滝を登らなかった。)

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1700m手前で、突然の雨に見舞われ、30分ほどタープをかぶって雨宿り。行動打ち切りも考えたものの、あと50メートルも上げれば幕営適地があるらしいので、雨が小降りになったところで行動再開。1750m地点に滝下でありながら小高くなって、冷気の来ない笹丘を発見して幕とした。
雨上がりには星も見え、穏やかな夜だった。

7月15日晴れ(記:A久)
6:45出発-11:00篠沢七条瀑-12:00黒戸尾根-15:10横手駒ケ岳神社

夜中、2回ほど強い雨が降ったのでオキが絶滅寸前だったけど、みんなが起きるまでに何とか焚き火を復活させて無事に朝メシ。心配された天気も青空が望めパタパタと2日目の遡行の支度をする。
幕場のすぐの前の滝はバンドをつたって低く巻く。しばらく穏やかな渓を遡ると1800mで奥の二俣となり、その上部から渓相がガラリと変わった。昨日からほとんどが巨石CS滝で巻きばかりだったが、やっとスッキリとした滝の登場。1850mで本流と右からの支流が大きな滝となって出合っている。

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本流の40mナメ滝はロープを出し、Iさんリード。右の草付から取り付き、中段の水流を横断する斜上バンドにカムでランナーをとり、朝から冷たい瀑水を浴びて抜けた。
そのまま滝上部を軽く巻いて、全員集合すると前方には2段45m滝。下段はトイ状でツッパリでいけそうだけど、上段は無理。左岸の草付バンドからロープを出して巻く。ここは思ったより簡単。
ゴルジュは徐々にV字型に狭まり、20m滝に行く手を阻まれる。
H部君リードで右岸のスラブから上草付へ1ピッチ。出だしは濡れた逆層スラブで、思わず「悪い...」の声が漏れる。小さめのカムを決まるフレークを探り、ジリジリ体を上げていく。やっと手が届いた潅木も根っこが抜けそう。後続はゴボウでこのツルツルの側壁をクリア。

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以降は渓も穏やかになり核心部が終わる。前方には七丈ノ滝130mが望め、見上げるような高さから水を落としている。
近づくにつれ、その威風堂々とした姿に圧倒される。大滝直下まで来ると今回初めての雪渓が登場。奥利根合宿の為に少し雪渓歩き、雪渓からザレ場への乗り移りを練習した。

ここで本流とはお別れし、黒戸尾根へ抜けるために右から合流するルンゼに進路を取る。水はすぐに枯れガレもあるが、鹿道がハッキリついているので歩きやすい。ひと登りで登山道に上がりこみ遡行終了。下りは約3時間。尾根途中で電話が通じ横川駒ヶ岳神社に呼んでおいたタクシーで車のデポ地へ戻った。最初と最後に大滝という珍しい構成の沢だった。初日は大高巻きと小巻の修行系。2日目は爽快な滝上り。
南ア北部は初めてだったけど、楽しめる沢でした。