L S藤I、K野

天気は快晴!う~朝日が眩しい!!
そそくさと朝食を食べてテントを撤収する。毎回ぶなの山行に行って思う事なんだけど朝の撤収から身支度までぶなの皆さんは素早いなぁ~と感心するが、いつからかすっかりこのペースに慣れてしまった。
取り付きからは少し木道を歩くがすぐに岩がゴロゴロする道になる。ザックに付けたスキーが長くて頻繁に木に引っ掛かる。180センチのスキーを持ってきたが残雪期はもっと短いスキーで充分だと思う。

広沢田代からは雪がつながってそうなのでシール登行に切り替え、P1986までの急登をジグを切って登りきると薮に阻まれてしまった。先に到着していたIさんは暫く藪をこいで偵察してくれていたがやはり夏道は無いとの事、どうやら少し左側を登り過ぎてしまったらしい。
シール&クトーを付けたまま少し高度を落とし右にトラバースして無事に夏道に復帰した。ここから熊沢田代まではなだらかに下り途中のベンチで一本とした。風はほとんど無く空は快晴、う~ん、少し暑いが実に気持ちいい♪

ここまでは順調だが唯一の心配は靴ズレ、何せ最近はゲレンデで滑走快楽を貪るばかりてあまり登っていなかったから足の皮はすっかり薄くなっている・・・
熊沢田代からは樹林の薄い部分を左にトラバース気味にシール&クトーで登っていくと雪渓の真下に出る。その雪渓はそのまま左にトラバースして隣の雪渓を上部まで登り、左側の這松が薄い部分をトラバースし大斜面上部の山頂直下に出た。靴ズレは出来たがまだ行ける。いざとなればテーピングすればいい。

SH3F0601

ここからじりじりと高度を上げてP2346の爼ぐら直下の平坦地に出た。ここに板をデポして爼ぐらに登るが兼用靴は歩きづらい・・・爼ぐらのてっぺんに立つと大パノラマが待っていた。しばしパノラマを満喫しながらお互いに携帯カメラで記念撮影をする。尾瀬沼に目をやると長英新道から登ってくる単独の人が見える。その後にも三人パーティーが登ってくるのが見えた。皆、春の残雪の山を楽しんでいる様子に心が和むが単独の方は登山靴にアイゼンを付けていない。ストックは持っているがピッケルは持っていない・・・Iさんは後で首を傾げてたが僕も同じ思いだった。
あれじゃ斜面でスリップして転んだらまず停止出来ないだろうに・・・

デポ地点まで下っていよいよ滑降に入る。
先ずは大斜面を下部の沢が狭くなる地点手前まで落とす事にした。
Iさんはやはりいぶし銀なスキー操作で滑って行く♪いつもの「ほ~」と奇声あげながら実に楽しそうに滑っていく姿が実に印象的だ。
僕的にポコポコとうねる斜面はあまり滑り安いとは思わないがヒューっと思わず奇声を発してしまう(笑)これは山スキーヤーの特権だから存分に楽しまなきゃいけない!何せ日常生活でヒューとかヤァーなどと奇声を発する機会は先ず無いのだから(笑)
滑り手二人はどんどん高度を落としやがて沢が狭くなったところで登り返す事にした。この時高度計と地図で現在地を確認しなかったが地形図を見るとどうやら1900付近まで落としたようだ(Iさんすみませんでした)。。
日が高くなり気温がかなり高い中の登り返しで汗だくになりながら山頂直下で一本の後滑降の準備に入る。次は大斜面のスキーヤーズレフトから這松の切れ目を隣の雪渓に渡り雪渓下部から夏道沿いに滑降したが、Iさんますます絶好調でどんどん樹林の間を抜けていく。後ろからついて滑ったが滑りの体力はそうとうなものだと感心しきり、まさにイケイケトランス状態です(笑)

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熊沢田代の上部で立ち止まるとIさん曰く熊沢田代をライトから巻けば板を外さずに広沢田代に滑り込めるだろうとの事、なるほど!確かに行けそうだ。熊沢田代を無事に巻いて広沢田代上部から見下ろすと田代のライト側に夏道は見えるがそこは登りでは通って来なかった。真っ直ぐ下にもトレースは見えるが多分そっちだろうと滑り込んだ。樹林はますます濃くなるが雪は辛うじて繋がっている。狭いラインをIさんの後にピッタリついて奇声をあげながら高度を落として行くがここでの滑りが一番印象に残っている。二人の動きがシンクロしながら残雪の森の斜面に溶け込む様な感覚がした滑降だった。

確か高度計で1575? 辺りまでは滑り込んだと思う。そからはザックに板を付けて下ったが、最後の最後で雪に埋まった木道の脇にに足を置いてしまい踏み抜きして前につんのめったら後頭部にスキー板がゴ~ンと当たって痛かった・・・(本山行で唯一突っ込まれたとこ(笑))
あとは木道を御池の駐車場に戻り駐車場の水場にで板を洗って帰り仕度をしてると観光バスのガイドさんが話し掛けてきた。スキーで滑ったとIさんが伝えたら目を丸くしてバスに戻っていったが一般の方から見ればこの時期にスキーをしょって下山してくる我々はかなりの変わり者なのかもしれない。
変わり者、大いに結構!!こんなに楽しい遊びを我々は謳歌してるのだから(笑)