メンバー:Y田L、S

3/18 快晴
日向山ゲート 3:45 → 5:30 扇沢T 6:05 → 10:45 針ノ木峠 11:48 → 13:20 針の木谷出合 13:45 → 14:54 黒部湖(平の渡し)→ 15:45 黒部湖(C1)

寝過ごして30分遅れで出発。真っ暗な舗装路を扇沢ターミナルまで歩き、明るくなったターミナル横からシール歩行開始。
先行はM平P以外にももう1パーティいるようだ。M平Pのトレースが赤沢へ向かったが、本流を行くトレースもある。前に二人パーティがゴマ粒的に見える。
雪は吹き溜まりには多少新雪があるものの大体は固く閉まっており歩きやすい。先行は針ノ木峠に向かっている、残念なことにずっとラッセルなしだ。
2年前に登ったマヤクボ沢が見える、それと比べると針ノ木峠はメローで登りやすそうだ(実際楽だった)振り返ると2時間遅れの出発のH光パーティらしき姿ともう1パーティ。一体今年は何パーティ入るんやろ、黒部横断も大衆化してきたもんだ(自分たちを棚に上げて)
快晴微風の針ノ木峠からは槍ヶ岳がよく見えた。


滑走準備をしている間にH光Pも到着。二人で蓮華岳南西面を滑りたいらしいので、S本さんを引き取って針ノ木谷を一緒に滑ることとなる。
沢は南面ということもあり十分緩んで…緩み過ぎで雪は上から腐り気味。板が取られ滑りにならず、ひたすら落とすだけ。もったいない。ただ雪は多いようで本流に合流するまでほぼ板を脱がずに滑っていけた。
本流の出合で休憩しているとH光、H部組が到着、300m登ってからなのに速い!蓮華南西面も滑りは全然だったらしい。。
ここからは2P付かず離れずで黒部湖まで。最後一か所だけ板を脱いだ。
本格的渡渉は本流一発だけ膝まで入る。やはり雪が多いようだ。渡渉後の平原(湖上)にて幕。

3/19 雪、のち曇り午後風雪。
C1 6:45 → ザラ峠 12:14 → 17:05 泥鰌池対岸1334P右(C2)

夜半からの雪で視界悪く、予定より少し遅らせて出発。H光Pは予定通り出たようだ。彼らも途中まで同じルートなので、またもラッセルなしで進む。
中ノ谷は一部ゴルジュあるものの雪は多く、問題なく進めた。標高1700あたりでトレースが左岸へ向かっており、ここからはやっと先頭切って進める。
標高を上げるとどんどん視界がなくなってきてルーファイ困難だが、なんとか暴風のザラ峠へ。
アイゼンでしばらく下ると膝上ラッセルとなるので板を履く。
しかしほぼホワイトアウトで何も見えない。横滑りで落とすしかない。右岸をトラバース気味に進んでると表面のスラフが自分トリガーで落ちまくる。最大サイズ1くらいで新雪のため大事には至らないが肝を冷やす。
400mほど下げると傾斜が落ちてきて、視界も少し出始める。しかし今度は下りラッセルとなりペースは上がらない。
けっきょく立山温泉前付近で17時を過ぎ、本日中の下山を断念して道路上にて幕。
ちなみに本日降ったと思われる表面の白い雪だけを集めて水を作ったが、世にもまずそうな泥水風のができてきた。なんで?

3/20 快晴
C2 6:20 → 12:10 立山駅

ひたすら降りるだけ。カリコリ斜面を快適に飛ばす。
だが長い長い…途中から沢は堰堤天国となる。これを右へ左へ躱して進む。所々雪がつながってないように見えて悩んでタイムロス。最後は雪が腐って滑らずとぼとぼ進むも、なんとか立山駅まで到着。
けっきょく昨日と足すとザラ峠から10時間以上かけてしまった。
富山駅でSさんおススメのすし屋で祝杯を挙げ新幹線でも一回…と思いきやザックに座れないくらいの混みようのはくたかで帰京した。



感想(Y田):
Sさんが何年か前からここを狙っているのは知っていて、今年の自分の状態だとこのルートくらいなら行けるか?と思って行ってみたがなかなか大変だった。長距離で山深いルートなので一筋縄ではいかない。特にザラ峠からの下りは視界が悪いのもそうだが雪がかなり悪く、吹雪の中雪崩を誘発しながらの滑走となった。本来ならこういったコンディションでは行動すべきではないが戻るに戻れない場所であったためやむを得ず、で結果オーライな内容だった。
扇沢から立山駅までは直線距離で30kmほどらしいが、雪や天候コンディションが悪いとなかなか2日では厳しかった。まぁでもSさん宿願の黒部横断を共にすることができてよかった。
オレもSさんの歳になっても若手に誘ってもらえるように心を若く持ち続けたい。プレトレから本番まで楽しい宴会ばかりの山行でした。感謝。