尾瀬 至仏山 ワル沢 2014/3/8-9

山スキー

山域:尾瀬・至仏山 ワル沢滑降(鳩待入口ゲート~津奈木橋~至仏山~鳩待峠~津奈木橋~鳩待入口ゲート)
メンバー:M平、M谷、S

3/8(土)雪
鳩待入口ゲート7:20→津奈木橋10:50→1866峰13:00→オヤマ沢田代付近2100m(C1)15:30

ゲートから始まる林道をシール歩行(林道には今朝のものと思われるワカントレースがイシゴネ沢手前まで続いていた) 。今回は、初日に至仏山を滑って山ノ鼻泊、二日目にアヤメ平方面から大行山経由で戸倉スキー場までぐるっと一周する予定だ。概ね足首くらいのラッセルで津奈木橋着。

ここからは鳩待峠から続く尾根上にある1866峰の南東尾根を登るが、雪がどんどん深くなっていく。1866峰からは更に深くなり、3人ともファットスキーなのに腿~腰ラッセルの個所もあって遅々として進まない。

天気も悪く、「今日中に至仏山を越えること」&「二日目にアヤメ平まで足を延ばすこと」を断念。明日は朝~午後過ぎまで天気が回復しそうなので、目的を至仏山一本に絞ることに変更する。森林限界のオヤマ沢田代付近で、木の陰にテント泊。

P3092702

3/9(日)快晴
C1 6:45→至仏山頂上9:00~10:00→ワル沢滑降→鳩待峠12:10→津奈木橋13:40~14:05→鳩待入口ゲート15:10

3:30起床。のんびり準備をしてたら出発まで3時間もかかってしまった。昨日とは打って変わって快晴の下、快適に歩き出す。小至仏手前のコル、ワル沢源頭部でピットチェック。急斜面のオープンバーンやノールは避けたほうがよさそうな結果(靴底陥入:腿、積雪構造:160cm下の融解凍結層に上から新雪~こしまり雪が載っている正構造、CT結果:CTM12@↓40cm RP, CTH22@↓55cm SP,融解凍結層と上載雪の結合は良い、バープテストは表層15cmで反応有)。

小至仏を越えて一旦至仏山とのコルまで下り、広々とした尾根を頂上目指して快適に進む♪頂上手前のワル沢源頭部でもう一度ピットチェック。結果は先ほどのものとほぼ同じ。滑走斜面を観察し、「傾斜が緩い」こと、「自然発生雪崩が認められない(滑走斜面だけでなく、全山で)」こと、「地形の罠が無さそう」なことからワル沢滑降は可能と判断する。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
無風快晴の至仏山頂でのんびりした後、ワル沢の大斜面を滑降開始。どこまでも続くクリーミーパウダーの快適過ぎるスキー♪

長めに3本落として樹林帯の沢に突入すると、雪が重くなってきた。傾斜が緩んだあたり(1550m付近)でシール歩行に切り替え、右岸の台地上(ワル沢・オヤマ沢中間尾根の末端)を横切ってオヤマ沢出合まで進む。

そこから登りわずかで鳩待峠着。至仏山の雄大な斜面が真っ白に輝いており、その真ん中に3本のシュプールがくっきりと刻まれている。

津奈木橋までは、一部林道間をショートカットで滑った以外は下りラッセル。。だが幸いにも津奈木橋からは他パーティーの下りトレースが付いており、あっという間にゲートまで下山できた。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
<参考>
・かなりの新雪があったようで、2週間前の戸倉~燧~桧枝岐縦走時よりも格段にラッセルがきつかった。

・docomoの携帯は、オヤマ沢田代、至仏山山頂、オヤマ沢出合の谷の中でバリ3だった。どうも鳩待峠のアンテナが冬季中も働いているようだ。

・アマチュア無線で横浜の方と交信できた(先方の受信状況は、当方の出力5Wで明瞭、1Wだとぎりぎり)。

・入山時のザック重量は約14~5kg(水含む)。主な持参装備は以下の通り。

山スキー装備一式、アイゼン(使用せず)、7mm22mロープ(使用せず)、テント、炊事用具(ガス缶は220g入×2持参、1缶弱使用)、ラジオ、無線機、寝袋、ヘッドランプ、スコップ、ビーコン、食糧1泊2日分

関連記事

特集記事

アーカイブ
TOP