メンバー:S藤H、M崎、S藤N、S藤A、S見、S口M、IG

枯木山は、帝釈山脈の南会津寄りに位置する山で、登山道がないため、沢か雪稜を使って登るしかなく、帝釈山脈にあって最も登られていない(不遇の)山のひとつです。
去年、湯西川側の白滝沢から狙いましたが、密藪に阻まれ山頂は踏めませんでした。
そこで、今年は、会津の湯の花温泉(舘岩村)から入り、渡沢を遡行、頂上を経て、赤岩沢を下降する計画としました。

浦和、まほろば、トマの記録を参考にしましたが、いずれも10年ほど昔の古い記録であり、渓相は随分と異なっていました。

・車一台を赤岩沢の下降点に廻してから、渡沢に入る。原生林に抱かれた緑萌える渓谷に透明な水がゆったりと流れる。特に困難なところはない。(入渓点には禁漁、入山禁止の看板が執拗に掲げてあって、軽トラの監視員も廻って来たが、男性2人は車の回送中で不在、女性5人のみだったせいか、気をつけて行ってらっしゃ~いになったみたいでした。因みに渡沢の水は舘岩村の飲用に使っているそうです。)

・時折、目前の岩魚が走る沢を遡行して、早く飲みたい一心で、記録にある「快適な砂の大地」とやらを探すが見当たらない。

・沢は次第に傾斜を増して薄暗いゴルジュの様相となる。ザイルを出す滝も出てくる。しかし、泊り場が見つからない。

・ほどなく沢が開けたあたりを整地して幕場とする。流木の堰堤を解体して焚火としたが、長い時間をかけてたっぷりと水を吸った流木は極めて燃え難く、遂に、炎をあげることなく、いつしか鎮火してしまう。それでも、恒例の花火はできました。

・翌朝、一見、登れそうにもない滝が出てきたので、ザイルを出して左岸を巻くが、よーく見ると階段だったらしい。

・急峻になる沢を詰めて、落石に怯えながら、引き剥がされそうなくらい立ったガレを這い登って、最後は密藪と格闘の末とうとう(宿願の)枯木山の頂に立つことができました。

・さて、下山だが、藪の背が高いため方向感覚を失う。皆、別々の方向を指さす。そんなんで、いつものことだが、GPSのお世話になる。何も考えないでGPSの示す方に向けて、ただ黙々と藪を漕ぐ。

・次第に細くなる尾根を拾ってグングン下降、途中、懸垂1ピッチで赤岩沢(の支流)に降りる。上の二俣の左俣に掛かる大滝は傾斜の緩い右俣を狙って懸垂下降する。

・ところで、いよいよフィナーレというあたりで、林道が入る下の二俣をうっかり見落としそうになる・・が、運良く気がつく。林道は背の高い草ぼーぼーに覆われ、全く廃道と化していているため、よほど意識して丁寧に探さないと見過ごしてしまう。

・回送しておいた車に戻って、お疲れさま。湯の花温泉の共同浴場(200円)でドロドロの汗を流して、帰途に就く。