[行動経過(天候・タイム)]

8/12(日) 曇り/夕方から雨
13:00 上高地
14:30 徳沢園
15:30 横尾
18:20 涸沢

8/13(月) 曇り時々雨
08:15 涸沢
11:30 北穂高岳山頂
20:00 就寝

8/14(火) 晴れ(滝谷側時々霧)
04:30 北穂高BC
04:45 C沢下降開始
06:45 スノーコル
07:15 登攀開始
12:15 ツルム懸垂地点
14:00 四尾根終了点
14:30 稜線(縦走路)
15:00 北穂高岳山頂
15:30 北穂高BC

8/15(水) 晴れ後雨
03:30 起床※パートナー不調によりドーム中央稜登攀中止
06:30 起床(2回目)
08:00 北穂高BC
09:30 涸沢
11:40 横尾
12:30 徳沢園
14:15 上高地
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[ルート概要・特記事項]
■8/12(日)松本~上高地~涸沢

前日松本入りしてステビバ。荷物整理中にカムを忘れた事に気付く。翌日購入してから上高地へ向かうことにする。
目を覚ますと左には僕と同じガッシャーで来ている山岳部。右隣には前夜に果てた松本のお兄さんがビバークしている。
石井スポーツ開店まで松本観光で時間を潰し、カムを無事確保。M川さんは個装で忘れた分も補充。
昼過ぎに上高地入りし歩き出す。当初は北穂まで上がる予定だったが本日は涸沢まで。停滞を見込んでお酒やお楽しみグッズを放り込んだ結果、K野のザックは27kg程になりアプローチでかなりバテた。暗くなる前に涸沢に着く。テントを設営すると大粒の雨が降ってきた。まずはワインを一本開けて乾杯。


■8/13(月)涸沢~北穂BC

小屋の予報では断続的な雨で停滞のつもりであったが、雨脚が1mmと弱い為BCを北穂高へ上げる。時より雨脚が強くなるが雨具を着た途端止んでしまう。
ツンデレな性格は嫌いじゃない。軽い岩場混じりの急登を熟して正午にはテン場に着く。
翌日は天気が回復しそうなので四尾根を登ることに決める。お楽しみのそうめんをすすり、2本目のワインを開けて明日に備える。


■8/14(火)滝谷四尾根

夜明け前にテン場を出発。前日確認しておいた松濤岩脇のC沢から下降

・アプローチ(C沢~スノーコル)
噂通り触れるすべての岩が動く。沢の端のラインを取りながら下降する。途中涸滝で懸垂。それ以外はクライムダウンで対応。懸垂ポイントもよく観察すると右岸から巻ける。C沢の出合まで降りると顕著な踏み跡が四尾根に続いてる。視界が良ければC沢下降中にも確認可能。草付きのトラバースをこなし小出しのコル。そこから簡単な岩稜歩き50m程でスノーコルに着いた。テントは1張り張れるスペースあり。


・四尾根登攀
1P:50mⅡ(K野)
簡単なリッジからAカンテ基部のテラスで切る。

2P:40m Ⅲ(M川)
Aカンテの判然としないフェースを辿る。

3P:45m Ⅲ(K野)
A カンテの頭まで。所々ザレていおり落石に気を使いながら登る。

4P:35m Ⅲ(M川)
つるっとしたBカンテを忠実に辿る。カンテの途中でカムでピッチを切る

5P:40m Ⅲ+(K野)
出だしの小さなスタンスを拾いBカンテを抜け、水平リッジ先のCカンテ基部まで

6P:45m Ⅲ+(M川)
傾斜の強いカンテ直上。凹角入口でピッチを切る

7P:40m Ⅲ(K野)
脆いを凹角を顕著なピナクル目指して登る。ピナクル基部まで

8P:35m Ⅲ+(M川)
少し左に回り込んでフェース、クラックを繋いでいく。クラックで支点構築しピッチを切る。

9P:20m Ⅳ(K野)
8p目から懸垂で20m下降後、フェースからチムニー。岩も固くムーブもクライミングぽくなり楽しい。

10P:35m Ⅲ+(M川)
「Dカンテを豪快に越えていく」とあるがピンが見当たらずルーファイに迷う。ビレイ中あめがパラつく。
カンテの右側をトラバースし傾斜の強い凹角に入るもロープの流れが悪くピッチを切る。ピカピカのペツルが2つ打ってあるのでここが正解なのか…?

11P:40 m Ⅳ(K野)
気を取り直して凹角に取り付く。立ち込むのに丁度良いガバがグラついた。M川さんはこれも犬猿してピッチ切ったそうだ。周りの細かいフットホールド使い凹角を抜ける。ザレ場進み簡単な岩場を越えると終了点。ここにもペツルあり。

ここから150m程登ると縦走路に出で登攀終了。テントに戻るといつも通りM川さんは眠りについた。
この日はビールで完登を祝う。





■8/15(水)北穂高テン場~上高地
この日はドーム中央稜を登る予定だったが、トイレから帰ってきたM川さんより登れないとの事。早々に下山と決めて二度寝。初のアルパインで色々疲れてしまったみたいだ。
日が昇ってから彼に穂高の概念を教えたり、乾かし物してから下山にかかる。
前日相当消耗したようなのでストックを貸した。
上高地直前でゲリラ豪雨に打たれた事を除けば快適なお散歩。
お盆最終日とあって上高地は人でごった返していた。


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[感想]
・K野
仕事中、お盆休みの天気を見ながらもしかして上高地観光で終わりかな?なんて不安していが、山に入ってチャンスを伺っていたらドンピシャで好天を掴めた。レーニン峰遠征でも同じような事をしたいたと思い出す。「ここを登ってやるっ!」気持ちで入山すると山もそれに答えてくれるのだろうか。
初めての滝谷でアプローチも迷う事なくアルパインルートをこなせたし、毎晩飲んで山を存分に楽しめた4日間であった。たいぞーさんまたロープ組みましょう!

・M川

入会時に登りたいと言ってた滝谷。そんな滝谷に若手二人で。鳥も通わぬ滝谷、岩の墓場。北穂高岳テント場からすぐ松濤岩の裏に入ると、四尾根アプローチ、C沢。ガレガレのボロボロ。意味が少しわかりました。C沢下降で徐々に滝谷に入っていく感覚。下降中、このルート登れるんじゃない?と思った左壁はダイヤモンドフェースだったのでしょうか。登りたいルート見つけて、登る。他の人のラインを登るんじゃなくて。それがアルパインの最高の楽しみ方なんじゃないかな、と妄想してました。四尾根は、グレード的には楽しめる感じでしたが、雨降ったりガスに包まれたり、初アルパインリードだったりでヘロヘロ。
太一くん、最終日、ドーム中央陵登れなくて、迷惑かけてごめんね。ありがとう!