メンバー:
H光、A久、T城、S幡、S藤、H坂、K川、F河
H部、M田、O畑、H口、T濱、T内

12月6日(土)ジョウゴ沢(アイゼン講習)

初日、まずは美濃戸口で小一時間アイゼン講習の内容を資料と共に説明。
氷結して滑りやすい美濃戸までの林道を、摩擦歩行を実感してもらいながら歩く。
赤岳鉱泉に一旦荷物をデポし、アイゼンを履いてジョウゴ沢のF2へ。
すでにアイス組の方達が練習中で、その脇の氷結した斜面を練習地に決定。

二班に分かれて、配布資料の内容に沿い下記内容を練習。
・フロントポインティングでの登高、下降、トラバース
・緩斜面でのフラットフィッティングでの登高
※以降は「ステップを伴うフラットフッティング」を利用
・スリーオクロックでの登高
・変形スリーオクロックでの斜登高
・フラットフッティングでのトラバース
・フラットフッティングでの下降
 ⇒教本に多い真下向きの下降でなく横向きの下降を説明

途中で雪も降り始め冷え込んできたので一旦締めるが、まだまだ練習したりないメンバーは、日暮れリミットギリギリまで自主練。
赤岳鉱泉に戻ってからは各テントで水作りの練習を行い、各種幕営生活のポイントを共有。

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12月7日(日)

A班:H光L、H本、S藤、H坂 赤岳周回(文三郎道~地蔵尾根)
行者小屋に移動してから、定番の赤岳周回(文三郎道-赤岳-地蔵尾根)。
晴れていれば物足りないルートかもしれないが、大雪と強風で程よく実践的な訓練となった。
(ちなみにH坂くんは人生初の本格的な雪山活動!)
文三郎からの登りは、山頂直下で岩稜帯があるのでフロントポインティングが重要、一方、地蔵尾根方面への下り始めはアイシーな斜面があるので、ステップを伴うフラットフッティングで横向きに下降。
斜め下降の切り替えしについては、ピッケルをアンカーにした方法をその場で説明。他にもテルモスの補給頻度、強風地帯でのバラクラバ&手袋の切り替えタイミング、登りと下りでのレイヤリングの意識的な変更などを説明。
なお、行者小屋で時間があったので、初期制動、滑落停止、耐風姿勢の型を一通り確認。
最終的に雪山初級組、雪稜組の21人が揃ったので全員で集合写真を撮って下山した。

B班:S藤大L、S幡、K川、F河 硫黄岳~横岳ピストン同ルート下降
風強く硫黄岳まで

C班:H部L、M田、O畑、H口、T濱、T内 横岳大同心稜
6:20赤岳鉱泉→7:50大同心基部→9:00主稜線直下(中退)→11:00赤岳鉱泉→12:15行者小屋
雪山初級と言いつつそれなりに山慣れしたメンツの揃ったうちのチームは大同心稜~赤岳周回を目指すことに。ボッカも兼ねて全装備を担いで出発した。
1時間ほど樹林の尾根を駆け登るといよいよ岩稜帯のスタート。体調がイマイチのO畑さんは残念ながらここで一人鉱泉に戻ることへ。岩稜帯からは締まった雪のトラバース、凍った斜面の登高など、前日に予習した技術を駆使しながらの登山となるが、みな危なげなく高度を稼いでいく。途中でロープを1ピッチ出して、9時過ぎには主稜線直下に到着。
予定ではここから赤岳へと周回の予定だが、前日から予想された通り風雪が強い。無理すれば行けないこともないだろうが、今回は雪山はじめ。ちょうどいいポイントにピナクルがあったので懸垂で同ルート下降とした。
懸垂3ピッチで大同心の基部まで戻ると先ほどまでの強風はウソのよう。次第に晴れる大同心を背にして赤岳鉱泉へと下山したのだった。

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感想・コメント:
<M田>
今回生意気にも指導の立場で参加となったが、同じ組になった新人T内さんのアイゼン・ピッケルワークを見ると、ぎこちない動作が、ああ・・・昔の自分をみるようで懐かしい。単調な練習ではあったが、熱心に繰り返し練習し、なんとかコツを得てきたようだ。
2日目は初級のアルパインルート大同心稜へ。歩ける簡単なルートなので、泊まり装備背負って行ってみたが、稜線直下で天候悪く同下降ルート。シーズン初めということもあり、簡単なところの乗り越っしが荷物の重さで大変だったり、手袋をはめてでのロープ操作不便さ、おかげでいろんな大変さを思い出せてくれるよい雪山はじめとなった。
最近、ぶなではアイス志向の人が多いようだが、世間も同じく、フリースノークライマーが増えている気がする。(警鐘を鳴らすベテランクライマーも多い)

氷を登る部分だけ特化し、山力無さ、天候に対する判断力の悪さ、ロープ着けない部分での歩きのまずさ、ラッセル力の無さ、荷物背負っての長時間行動への不安

アイス志向の新人の方、シーズン集中すれば氷登攀能力は確かにつきますが、定着ゲレンデ宴会山行ばかりやっていては山力、軽量化の技術はつかないので、並行して歩きもやってください。

<T濱>
一日目
アイゼン歩行を体系的に指導いたことで頭の整理が出来てよかったです。
誰かに教える機会等があれば今回の内容を活用したいと思いました。
二日目
大同心稜から縦走の予定だったが、強風のため稜線手前で引き返したが、自分は寒いのが苦手で、特に手袋の防寒対策が不十分に感じたのと、オーバー手袋をした状態でのロープワークに不安があるので改善したいと思います。

<T内>
とっても楽しく、とても勉強になりました!
本やネットでは見たことがあるものの、実際に一緒に歩いていただき、また個別にわかりやすい説明をしていただけたので、「歩く」ことがとても楽しかったです。
たくさん練習をして、もっともっと歩くことができるようになりたいな、と思いました。
二日目は大同心ルンゼを登りましたが、M田さんとH部さんがとても頼もしく、歩き方やロープの使い方など、私もああいうふうになりたいなぁと思いながら見ていました。
夜も、テント生活の基本から始まり知恵や工夫など楽しみながら学ぶことができました。
また、なかなかご一緒できない方々とも山でお会いすることができたそのことも楽しい気分になるものでした。
H光さんがまとめてくださった紙もわかりやすく、通勤電車で読み返すようにしています。
このような機会を作ってくださったリーダー部のみなさまに感謝です。
ありがとうございます。

<K川>
雪山始めということで、今回入会以来初めての雪山訓練に参加させて頂きました。
天候も訓練に相応しく、アイゼントレーニングを一から学ぶことが出来ただけでなく、翌日の悪天候の山行の中でも十分に実践出来ると感じました。
今回のトレーニングは新人向けという位置づけでしたが、シーズンが過ぎると以外と忘れてしまうことが多いため(忘れてはいけないのですが)、本格シーズンを迎える前の気づきのきっかけやヒヤリハットなどの抑止、につながるのではと感じました。今後もこうした企画には毎年でも積極的に参加していきたいです。

<F河>
本格的な雪山でのテント泊、また、夏山も含め、初めての八ヶ岳の美濃戸口~赤岳鉱泉~硫黄岳の山行はとても新鮮でした。硫黄岳山頂では、ほぼ自覚症状なく顔の一部が凍傷になりかけるなどしましたが、ケガもなく、無事に降りることができて良かったです。
これからは、アイゼン歩行ももちろんですが、しっかりした歩き方の技術とスピードアップを頑張りたいと思います。

<H坂>
本当に全てが初めての雪山だったので全部が新鮮だった。
恐れていた寒さは思ったよりも平気だった。
ただ歩くとすぐに暑くなるのと止まると一気に寒くなることにはびっくりした。
手袋はいろんな人に寒いと言われたが、あまり寒さは感じなかった。
歩行に関してはこんなに難しいものなのかと驚愕だった。
アイゼンももっと簡単なものだと思っていた。
驚くほどしっかり歩けないのでこれはある程度しっかりやらないと身につかないなと思った。

今回のアイゼントレで知識を身に付けて練習するのはとても効率が良いと感じた。2日目ですぐに使えたので。
バリエーションのルートは遥か遠くに感じる。まずは雪山に何回も登る必要があると思う。
テント生活も夏山や沢と違い、いろいろ考えないとならない事が多いと思った。
登山靴をテントに入れて寝ることすら知らなかったので、今回様々な事を教えてもらいとても有難かった。