メンバー:M中L、F河、K野

・4/2(土・晴れ、強風)
 0810清水集落ゲートP−1045威守松山−1150BP(1290m)
 
・4/3(日・晴れ、微風)
 0400BP−0520稜線1809m−0620柄沢山
 −0700柄沢山南方1820m肩から東屋沢左岸尾根下降
 ~1313m標高点より東屋沢へ雪を繋いで下降
 −1000林道登山道合流−1100清水集落ゲートP

◆記録
4/2(土、晴れ)
前泊から風が非常に強かった。ゲート前に駐車し、標高を合わせ、現在地から、まずは大きく、見える山並みを俯瞰。雪の少なさからヤブを嫌ってふたりにはなるべく林道や登山道を利用して高度を上げてほしい旨依頼して先行してもらう。が、道を見失う。小一時間、支稜のヤブを漕いで、上半は赤布の踏み跡を辿って威守松山へ。
360度の景観。ここから先は、きれいなミニ雪稜。F河さん、K野さんで交互に先行。ただ谷川~巻機稜線には風雲が張り付いている。11:40風が強い。目上に見えるのは予定退避地の1340mか。相談して1段下の1280m地点にテントを張る。午睡、飲酒、各自適当に過ごす。
翌日は行程どおりは難しいことを告げ、檜倉あたりまでの幾つかの尾根で目視使いやすそうな尾根を下降することを提案。皆の了承を得た。
 
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4/3(日、晴れ)
ちょうど日の出に稜線。雲海に浮かび上がる国境稜線水源の山々。振り返れば平標に万太郎。いつもの谷川や巻機じゃないところから皆を眺めたかった。

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雲間に利根川本谷や小穂口が切れ込んでいる。刃物ヶ崎は…、雲海の下?雲海と斑雲に朝日が乱反射する、温暖前線が近づくとても静かななかで、お菓子を食べたり、横になったり、うろうろ見渡しまわったりした。柄沢山自体も大きいなぁ。けっこう満足したので南下早々の尾根を使い東屋沢に向けて斜行しつつ下降。大源太を目の前にして大休止を取り、うまく雪を繋いで車道に出た。

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◆感想
1280mの台地。トグロを巻く稜線の風雲を眺めて、K野さんが「M中さん、あのなかって、どうなってるんですかねぇ」なんてつぶやいてる。実はこのルート、去年、N島さんに村杉と合わせて提案した経緯があって、検討していた。気象圏から外れる1500m以下で調度良い退避箇所があるので目をつけていた尾根だ。
ここにたどり着くまで、何度か現在地同定したが、交差法を使わない以上、全ては程度問題なのだが、それにしてもお二人の方法が実にあやしい…。かたや高度計なしで記憶に基づいて「ここだと思います」とか言っているし、かたや正置が微妙、柄沢山が変な方向に向いている…。
しょうがないなぁ、…なんて全然思わない。
なぜかそのとき「ちょっと、M中さん、あんたどこまで行くの!入渓するんならこの橋見落としちゃだめでしょ!そのまま皇海山にいくつもり?」とまだ全くわからない私にやさし~くご指導いただいたS見さんとその後ろで微妙に目を合わせないでウンウンと頷いていたS津さんの光景が思い出されて懐かしくて、F河さんとK野さんのコンパスの話はどうでもよくなって聞き流していた。
いちおうは真剣に無視界ナビゲーションの練習をするつもりでベアリングメモとピンクテープ、最後の手段でGPS付き無線機を持ってきたが、強風と雲があまりに禍々しい。あそこに入るのは本当にヤバイ感じなので今日はやめましょ。

初日が短くなってしまったので13時から飲酒に浸りつつ、翌日の行程の短縮を提案するとふたりとも同意してくれた。あとはどういう行程を辿って下山するのが安全かつ楽しいか地形図を囲んで大いに盛り上がる。下降の尾根では2箇所ほど雪崩斜面を私が先行した以外は、ポイントでのサジェッションは必要であるものの、それに対してふたりとも積極的に意見表明してくれて、決めた方向はお互いに責任をもって先行してくれた。
コンパクトではあるものの、取り付き方法から下山方法まで、ガイド(本)されないルートを3人で踏破できたので、ぶなの会がやってきた伝統的な登山の仕組みのひとつみたいなものは共有出来たんじゃないかなとは思いますね。おつかれさまでした。

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