丸山東壁 左岩稜 2016/6/11-12

アルパイン(夏)

メンバー:N野L、O田

6/11(土) 晴れ
07:30 トロリーバス扇沢発
07:46 黒部ダム着
09:00 左岩稜取付
09:20 登攀開始
10:45 ルートミス、懸垂下降 ※中央壁登研ルート(?)
11:30 1P目終了点
15:00 大バンドの洞穴
17:00 12P目の途中から懸垂下降
17:15 大バンドの洞穴(泊)

RIMG0641

6/12(日) 晴れ
05:00 大バンドの洞穴から懸垂下降
06:30 左岩稜取付~南東壁偵察
08:30 黒部ダム着

丸山東壁の左岩稜は、木登り&人工という泥臭いルート。
トラバースも多くややこしい。
最後まで行くと20ピッチくらいあって、体力とスピードも大事です。
ただ、途中、人工用のハーケンが抜けているので、そこをなんとかしないと突破できません。
今回は出だしからルートミスで、タイムロスしたため、ハーケンが抜けているというピッチまでで終了しました。

・~左岩稜取付
始発7:30のトロリーバスで黒部ダムへ。
崩壊したままの橋が3箇所あり、靴を濡らして沢を渡る。
内蔵助沢出合で、水をそれぞれ3リットル汲む。土日は真夏級の気温らしい。
取付まで、雪渓がちっとも無く、アイゼン不要。去年の同時期は、たくさんあったのに。
中央壁の左端のテラスで登攀準備。

RIMG0656

・1P(O田)
テラスからカンテへトラバースしてブッシュを直上。

・2P(N野)
凹角沿いの斜面を草木を掴みながら進む。途中4mくらいの垂壁を超えたところでピッチを切る。
左壁は高く立っており、ルートミスの予感。

・3P(O田)
同様に草木を掴みながら斜面を登る。
やけに時間がかかってるなと思ったら、カンカンカンカン、ハーケンの音。
トポとまるっきり違うので、懸垂で1P目終了付近まで戻る。

・1P(N野)
再び1Pを途中から、IV級の木登り後、左へトラバース。
木の根にスリング、先にテラス、ハーケンも見える。
ここが1P目の終了点の模様。

・2P(O田)
窪んだとこを木登り。

・3P(N野)
人工でカンテを登りテラスへ。
テラスから左へ手がかりの乏しいこわーいトラバース。
大木まで。

・4P(O田)
大木を5mくらいほんとの木登りをし、スラブに乗り移って人工。

・5P(N野)
左にトラバースして、草木を使って岩場を超える。
ルートがよくわからず、適当に登った。

・6P(O田)
ブッシュを抜けると広場へ。

・7P(N野)
スラブの人工。このルートでは比較的すっきりした壁。
途中に足場の悪い終了点があったが、目一杯伸ばしてテラスまで。

・8P(O田)
木登りしていくと洞穴に到着。
ここで15時。
時間的に抜けられないので、ザックをデポして先へ。

・9P(N野)
出だしかぶっていて、乗りあがって直上。キツイ。
洞穴上のテラスでピッチを切る。

・10P(O田)
凹角を登る。ちょっともろい。
登り切ったあとのルートが不明でいったんピッチを切る。

・11P(N野)
左にトラバース後、ちょっとした岩を草木を使って登る。
テラス着。

・12P(N野)
ピンが抜けてて、突破できないかもしれないピッチ。
頭上のハーケンにスリングとカラビナが残置されている。
人工でハーケンが続いていることろまで行って様子を見る。
その先ピンは見当たらず、突っ込むのも怖いので、ここで終了とする。

RIMG0688

・~洞穴まで下降
懸垂で洞穴に戻る。
わずかばかりのお酒を飲んで、洞穴内で就寝。
洞穴内、下はゴツゴツしていて痛い。広さは2人分。

・~取付まで下降
4:30日の出とともに起床し、懸垂5回で下降。
洞穴~7P目途中の終了点~6P目終了点の広場~5P目途中のちょい上の立木~3P目トラバース前の終了点(?)~取付
トラバースしたピッチに気を付けて、右へ右へ降りる。
ロープがひっかかりやすいということだったが、大丈夫だった。
南東壁を偵察して下山。

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