瑞牆マルチ継続「一刀」「フリーウェイ」「ニューモンタージュ」2018/5/19-20

トラッドクライミング

[メンバー]
KL、I田(会員外:M山岳会)

[行動経過(天候・タイム)]

5/19(土) 曇り
7:00 小面岩「一刀」登攀開始
12:00 一刀 登攀終了
13:00 大面岩「フリーウェイ」登攀開始
18:00 フリーウェイ 登攀終了

5/19(土) 曇り
6:30 大面岩「ニューモンタージュ」登攀開始
14:00 ニューモンタージュ 登攀終了

【ルート概要】
■小面岩「一刀 5.11b 8ピッチ」
(瑞牆本の増本さん文章より)「ルート中にはピレイポイントを含め1 本のボルトもなく、終了点は山頂である。フリークライミングとは何たるかということを語りかけてくるようなルートである。ルートの完成は最近だが名クラシックの名が相応しい。私は強くそう感じた。」

この一節に惹かれ、マルチ継続の一本目として選んだ。唯一、自分が担当した2ピッチ目で1テン入りチームオンサイトには失敗したが、それでもトラッドのオンサイトトライには緊張感と充実感があって楽しい。
全体的にグレーディングは少し甘い印象。1p目が終われば#5~6は不要なので、降ろした方が楽だと思う。
以降は#4も一個で充分。小面岩からは十一面の全岩壁が見渡せ素晴らしい景観だった。

1p目:(I田)5.9  ワイドクラック OS
2p目:(KL)5.11a フィンガークラック ×
3p目:(KL)    ほぼ歩き
4p目:(I田)5.11b 前傾ハンドクラック OS
5~7p目:(I田) 歩き ~ 5.7チムニー ~ 歩き
8p目:(KL)5.11a 左上ハンドクラック~フェース OS

 

■大面岩「フリーウェイ 5.11c 9ピッチ」
80 年代中期に拓かれた大面岩最初のフリールートで、グラウンドアップで初登されたクラシックな一本。
特に2ピッチ目のフェースは、さながらセッターによって調整されたかのようにポケットホールドが絶妙に配置され、最高のフェースクライミングを味わえた。
トラバース前のポケットホールドに、導かれるようにクロスムーブに入っていく瞬間、あまりの自然な流れに鳥肌が立った。
このルートは二人とも数ピッチトライ済みなのでオンサイトトライでは無かったが、全ピッチRPないしオンサイトで登り終えて満足だった。
ルートのスケール感、各ピッチ毎の内容、スッキリしたライン取りなど各要素に優れ、また登りたいと思わせてくれる秀逸なルートでした。

1p目:(KL) 5.10d フェース~ハング超え RP
2p目:(I田)5.11c フェース RP
3p目:(KL) 5.10a フィンガークラック OS
4P目:(I田)5.10a チムニー~トラバース OS
5p目:(KL) 5.10c 左上ワイドハンドクラック OS
6P目:(I田)5.11a カンテ状フェース OS
7p目:(KL) 5.10a ハンドクラック OS
8P目:(I田)5.11a スラブ RP
9p目:(KL) ほぼ歩き

 

■大面岩「ニューモンタージュ 5.11d 6ピッチ」
フリーウェイについて拓かれた大面岩のフリールート。全体的にワイルドな印象で、立木など多くあまりスッキリした内容には感じられなかった。
3p目のクラックは50mのピッチスケール、泥が詰まって不快だが掃除すれば見栄えのするクラックになると思う。(一部ナッツキーで掃除しながら登りました。)
このピッチの10aは30m地点のワイドクラックについていて、#3を残しておかないとプアプロで突っ込む事になるので要注意。
11dのハング超えはカンテを挟みこむように超えるパワームーブ、11aのスラブも絶妙に悪く奮闘的だった。

1p目:(KL) 5.5 チムニー OS
2p目:(I田)5.7 チムニー OS
3p目:(KL) 5.10a 泥の詰まったクラック OS
4P目:(I田)5.11d ハング超え ×
5p目:(KL) 5.11a スラブ ×
6P目:(I田)5.10c 被ったフェース OS

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