北アルプス 六百山・表六百沢スキー
L,K岡T志、K玉T彦、N島F博

■タイム
中ノ湯6:30-八右衛門沢の橋7:40-表六百沢-六百山12:30-表六百沢滑走-中ノ湯15:00

■計画
昨2008年、霞沢岳の八右衛門沢を滑走し、次の課題と考えていたのが、六百山のスキー登山であった。周辺の山の頂から見れば、六百山は霞沢岳の肩くらいにしか見えない。しかし、上高地(特に河童橋や温泉ホテルあたり)からは、なかなかの山容だ。冬期の六百山に登頂して、山頂から滑るというのは、悪くない(と思い込んだ)。
登りは中畠沢を含め、幾つかの候補を考えた。一方下りは、山頂付近から滑るのであれば、表六百沢(登山体系による)が一番自然だろう。地図や資料を見ながら、どこを登りどこを滑るか考えるのは、実に楽しい作業である。当初は単独行のつもりだったが、嬉しいことに、K玉君とN島君がメンバーに加わってくれた。

■記録
中ノ湯売店でタクシーを降りると、アルピコのバスが止まっており、スノーシューの団体さんでごった返している。この時期、普通の光景だ。20日前後の上高地周辺の新雪がどの程度か、楽しみにしつつ釜トンを抜けてみると、せいぜい10cmだった。八右衛門沢の橋からも雪が少ないのが心配になるほどで、あまり迷わず表六百沢を登路にとることにする。八右衛門沢に入ってすぐ左の支流が表六百沢である。
2000m前後のノドは両岸が狭まり、デブリが谷を埋める。大岩のある小さな二俣は、スキーを脱いで左の支流に入り、ナメ状の氷瀑を左からまいた後、右にトラバースする。
この上で斜面は開けるものの、表面のクラストを割りながらのシール登行となる。徐々にガスが切れ、視界が開ける。2405m標高点東のコルに出て一服。その後、稜線伝いに頂稜最初のピークに至る。霞沢岳が立派だ。焼岳は見えるが、穂高はガスの中。ここを山頂としよう。
登ったルートを滑走する。上部は良い斜面なのだがクラストとモナカ、中間部はデブリで、快適とは言えない。巻いた箇所は横滑りでずり下がり、後は所々に吹きだまったパウダーを拾っていくと、もう道に着いてしまった。今日の上高地は人が多い。雑踏の中、スキーを漕いでトンネルへ。

■所感
N島君のパワーとK玉君のスキーのうまさは、印象的でした。酔狂な計画につきあってくれてありがとう。快適な滑走とはほど遠かったが、それなりに満足。