[メンバー]H光L、他1

7/23(木)
舟ノ川の狭い車道を冷や汗をかきながら抜けて8時頃に湯ノ又到着。
出合は穏やかな河原なのですぐ入渓してもよいが、今回は右岸の林道を少し進み、適当なルンゼを下降して沢底へ。ニョウジャ淵は右を軽く泳いで突破。端正なアメ止め滝は水線左を快適にフリーで登る。

 


厳つい滝がかかる日裏山本谷出合を横目に右俣へ。最初の斜滝は釜を泳いで水流真ん中を直登。思ったより泳ぎが続き、ザックの防水の具合が心配になる。
続く15m滝は左壁のバンドから巻く。バンドの最後は沢床まで少し高さがあり、下降用と思われるワイヤーもあるが、マイロープの懸垂下降で降りる。

 


斜滝20mはトポに左岸巻きとあったので、あまり考えずルンゼの巻きに入ってしまったがこれが失敗。ルンゼ上部の登攀に手こずり、こんな巻きをするぐらいならと一旦滝下に戻る。よく見ると滝の水線左が登れそうで、実際取り付いてみると簡単に登れた。自分の目で観察する事を怠ったことを反省して、以降はトポを鵜呑みにせず進むこととする。

10m滝は右から直登、続く30m滝は一旦右岸から巻くが落ち口手前で滝に戻って高度感のある登りを楽しむ。虻淵のサコを過ぎると再び連瀑帯が始まる。12m滝と2条7mを登ると、岩の抉れがすごい17m滝。ここは右岸から巻いてみるが、そのまま次の15m滝も巻く形になってしまった。

 

18m滝は一見水流が強そうだが、途中に残置スリングもあり思ったより簡単。ここからはしばらくゴーロ歩きが続く。

2条40m滝は右手の垂直なワイドクラックの中を水が墜ちている。そっち方面のプロなら登れそう。ここはおとなしく左岸から巻く。

 


やがて左手に大きな嵓が聳え立ち、2段60m大滝に到着。どん詰まりはコの字型に嵓に囲まれており、まさに三ツ嵓。まだ出発から五時間半程度で、時間も体力もだいぶ余っていたが、この唯一無二のロケーションを離れがたく三ツ嵓のお膝元で幕。薪にも恵まれ最高の幕場だった。寝転んで空を見上げると三つの嵓が大きく頭上に広がっていた。

 

7/24(金)
翌朝は4時起きで朝焚火を堪能してから出発。2段60m滝を改めて見ると、下段の落ち口の出っ張った岩が顔の大きなお地蔵様に見える。巻きルートとなる大滝左岸のルンゼは一見容易そうだが、途中で行く手を遮る大岩は空身で穴を潜り右手に抜けた後、岩の上で左手に回り込み登るという変わったムーブになる。ルンゼを詰めた後はナメ床の広がる別天地。大滝の落ち口を見ようと少し下降してみたが、間にちょっとした滝があり、巻き下るのも手間なので引き返した。二俣周辺は幕場適地多数。

奥の二俣を左手に進むと連瀑帯となる。ここは両岸が立っていて巻くのは大変だと思っていたが、結果的には全て水線沿いに直登できた。バック&フット気味に登る小滝だけザックが挟まり邪魔になるので、空身で登って荷上げする。
ゴルジュを抜けてもひたすら滝が続く。逆Z字型にスリットの入った小滝は念のためロープを出す。徐々に斜度も落ちてきてザレに変わる。沢形が消えると樹林帯に変わり、やがて奥駈道に至る。

 

稜線はガスと強風で長居は無用だが、源頭のピークは踏みたい派なので明星ヶ岳へ。山頂標識の下にひっそりと佇む金色の観音様がかわいい。
下りは湯ノ又分岐から下山だが、分岐が分かりづらくて行き過ぎてしまい、暫くしてから気付いて引き返す。
尾根上部はテープなし、踏み跡なし、藪濃い目でかなり迷いやすい。こんな道が続くのかと一瞬絶望したが、少し下るとちゃんとした登山道になって助かった。上部以外は一応整備されている登山道らしい。

地獄谷の嵓を横目に約三時間で湯ノ又に下山。河原でギアを入念に洗う。行く前は雨予報だったのでやや心配だったが、行動中は霧雨こそあったものの本格的な雨にはならず、安全に楽しく遡行することできた。

 

 

7/23(木) 8:20 湯ノ又-9:00 アメ止め滝-9:30 日裏山本谷出合-11:45 虻淵のサコ出合-13:30 2条40m滝-14:00 三ツ嵓(2段60m滝) C1
7/24(金) 5:45 C1-二俣 6:45-8:45 明星ヶ岳-9:10 湯ノ又分岐-12:15 湯ノ又