上ノ廊下横断は出来ませんでしたが、お陰様で無事に奥大日まで繋げることが出来ました。

山スキーを始めた2006年の春は単独で新穂高から北ノ俣、飛越トンネルまで。翌2007年も単独で新穂高から裏銀座コースを烏帽子まで。2008年は早月縦走のサポートでスキーは中断しましたが、2009年のGWはK玉くんと剱沢ベースで剱周辺を滑りました。

今年はY沢さんをメンバーに迎えて、思い出に残る北アスキー縦走となりました。2年前、Y沢さんの怪我の現場に居合わせましたが、今回のツアーで完全復活です。K玉くんは後半、少し疲れが出ましたが、これで山行日数の記録を更新したもよう。私は10数年振り(?)に2食付の営業小屋に泊まりました。以下、簡単に報告します。

【山行報告】
・day1:4/29(木)曇のち雨・雪のち曇
05:40 上高地
10:30 横尾
13:00 槍沢ロッジ
16:50 槍ヶ岳山荘(泊)

明神館にて、そば1杯で2時間の雨宿り。外は暴風雨のち吹雪。この日、寝不足でフラフラになりながらも槍ヶ岳山荘に辿り着いたのは私達3人だけ。スタッフの方がずっと多い。槍の穂先からのスキービデオは見つからず。貸し切りの談話室に布団を持ち込んで就寝。

・day2:4/30(金)曇
09:00 千丈沢滑降
11:45 硫黄尾根
14:26 双六小屋
15:10 モミ沢二俣(テント泊)

槍の穂先は下りが危ないので途中で諦め。千丈沢は雪質・量ともにバッチリ、しかしガスで視界がなく残念。雪崩に逆らって硫黄尾根に這い上がると、稜線はホワイトアウトで小鳥がバタバタと死んでいく。最後、間違えて支尾根に入ってしまうが、運良く視界が開けて双六小屋を確認できリカバリに成功。モミ沢に滑り込んで末端でテント泊。

・day3:5/1(土)曇のち晴
05:05 出発
06:40 三俣山荘
08:50 黒部五郎避難小屋
11:10 馬沢滑降
12:15 赤木沢滑降
13:45 薬師沢左俣滑降
14:30 薬師沢
15:50 太郎平小屋(泊)

三俣山荘までは強風で凍えたが、黒部五郎小屋以降は急速に天気が回復。大パノラマが広がる。
この日、4回滑降、5回シール登行で太郎平小屋へ。M浦さん・S藤さん(新潟)と同宿。18時の交信は応答なし。行動は約11時間。

・day4:5/2(日)晴
07:35 太郎平小屋
09:55 薬師岳
11:00 北薬師岳
12:00 間山
13:00 スゴ乗越小屋
15:00 越中沢岳
15:15 ヌクイ沢滑降
15:50 ヌクイ沢1850m
17:50 五色ヶ原山荘(泊)

薬師ピークからスゴ沢の末端を確認して、上廊下横断は断念。間山でY田さん・N村さんパーティと交差。黒部川の状況をO川さんパーティに伝えようとするも12時の交信には応答なし。稜線縦走ではつまらないのでヌクイ沢を1850mまで滑って太郎平に登り返し。この日も10時間以上の長い一日。締めくくりは夕日に染まる五色ヶ原。山荘は除雪作業中だが入れてくれて、ストーブも点けてくれる。18時の交信は応答なし。

・day5:5/3(月)晴
07:40 五色ヶ原山荘
08:47 獅子岳
09:20 御山谷2250m付近
11:13 一の越山荘
12:05 雄山
12:50 雷鳥ヒュッテ(泊)

ザラ峠から獅子岳に1時間で駆け上がり、まだシュプールのないカールを御山谷に滑り込む。一ノ越は人だらけ。雷鳥ヒュッテに電話して宿を確保。12時の交信には応答なし。雄山ピークから山崎カールへドロップ。室堂山荘を経由して、雷鳥ヒュッテ着。風呂に入って生ビールで乾杯!メシに気をとられて18時の交信は忘れてました。

・day6:5/4(火)曇のち晴
07:20 雷鳥ヒュッテ
09:30 奥大日カスミ谷滑降
11:45 白萩川(下山)

奥大日へのトラバースは部分的に固くてクトーのないY沢さんは少し緊張。カスミ沢は雪質が悪く、ギロチン雪庇も心配で滑りはそれほど楽しめない。2050m付近からずっとデブリ。雪崩発生時を想像するだけで恐ろしい。サンハリ谷も通過でき、林道に到着。最後は雪も切れ、板を担いで白萩川まで。ヒッチに成功し、馬場島からタクシーで戻るとY沢さんが降りてくるところだった。