※尾根名称P5、尾根上の小ピークはPⅢ等で標記します。

尾根の構成は、末端から8つの小ピークが続き稜線のP5ピークへ突き上げる。
PⅠ~PⅢまではヤブヤブの細い尾根。
PⅣ~PⅦ基部までは雪壁登攀。
PⅦ~PⅧは岩場、キノコ雪、悪い草付等、核心部。
PⅧ~P5ピークは大展望の雪稜となる。

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9日(快晴)
8:00 品沢高原別荘地 大沢堰堤 16:00 1750m付近C1

1週間前の雨の影響か、雪は少なく締まっていてアプローチの林道をサクサク進む。
大沢の堰堤からPⅠ‐PⅡコルへめがけて尾根にあがりこむ。
PⅡの小岩峰は右から巻き、凍ったルンゼはダブルアックスで1ピッチロープを出して尾根へ復帰。
しばらくヤブヤブの痩せた急登。
PⅢ以降はラッセルとなるが、ワカンを履くほどではない。
PV先の雪壁でS見さんリードで1ピッチ。
PⅥ直下の疎林のリッジ&雪壁でA久、S津の2ピッチ。
PⅥ上のプラトーでいい時間。ちょっと狭いが、斜面を切り崩し、ここでC1。
上部岩壁が眼前に覆い迫り、眼下には戸隠、鬼無里の山並みが広がる絶好のシチュエーション。

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10日(雪のち晴れ)
6:10 出発 12:38 P5山頂 17:00 1450m付近C2

朝は小雪が舞ったが無風で寒くはない。P5尾根の核心部を突破するには絶好のチャンス。
PⅦ基部のハングした岩壁下、バンド伝いに左に回りこみ、ルンゼを直上。
稜線直下、P6尾根へ続く大岩壁が周囲をとりかこむ。
足元スッパリ100m以上切れ落ちた垂直の雪壁。躊躇するがここをトラバースしないと先には進めない。
トラバース後のコルへの乗っ越し部は不安定な体勢のままスコップで雪を切り崩して突破。
ホッとするのも束の間、PⅧ基部では出だしが悪い草付を空荷でダブルアックスで騙し騙しのトラバース。
潅木は爪楊枝程度でランナーには使えない。腕ほどの氷柱1本にシュリンゲを掛け気を取り直す。
しっかりした立木に手が届くと見守る仲間もホッとした様子。3m直上し、立木にセルフを取って荷上げ。
続くブッシュの壁を登りきると大展望の雪稜となり、稜線直下の大岩壁と迫力のP6尾根を左に見ながらピークを目指す。
最後は小雪庇をD介が乗っ越しフィナーレ!

下降は懸垂3ピッチ、スタンディングアックスビレイでのクライムダウン1ピッチを交え、翌日の予報が悪いので、17時まで行動して樹林帯まで下げC2。

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11日
7:10 出発 8:20大沢堰堤 9:00品沢高原別荘地

夜のうちに雪となり、積雪10cm程度。
雪崩リスクとラッセルを嫌い大沢には降りず、忠実にヤブ尾根を下降。
思いのほか早く、下山完了。

女性陣は強かった。D介は冷静だった。みんなの力を借りて目標を達成できた。
次に繋げる山行だった。
日本酒を買って帰り、祝い酒。

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