北アルプス南部の名峰をつなぐ合理的なスキー横断というコンセプトで、一ノ沢-常念岳-一ノ俣谷-二ノ俣谷-槍沢-槍ヶ岳-飛騨沢を計画しました。

オリジナルは、一ノ俣谷から中山の北側・中間尾根のコルを乗越して、二ノ俣谷につなぐ部分(だけ)で、ここは昨年単独でトレースしたものの、槍は悪天によりカットで中退。
今年はM平さんという強力なパートナーを得て再トライ。またしても悪天で槍穂先はカット、いささか画竜点睛を欠く結果になったものの、一応継続することができました。

水平距離およそ35km、滑走標高差累積3000m、1泊2日のシンプルできれいなラインになったと思います。

■タイム
3/30 一ノ沢林道ゲート5:45-ヒエ平6:45-常念乗越11:45-12:05-常念岳13:55-中間尾根コル下15:20-中間尾根コル16:05-二ノ俣・槍沢出合17:00(泊)

3/31 出発5:00-飛騨乗越9:30-槍平11:00-新穂高13:50

■記録
3/30 晴れ
昨年の4月中旬は、ヒエ平(一ノ沢常念岳登山道入口)からシール登行できたが、今年は雪が少なく、しばらく運動靴。季節が三週間くらい早い感じ。一ノ沢はデブリがほとんどなく雪面がきれい。
常念乗越に着くと、横通から常念の主稜線は地肌が露出。雪の少ないゴールデンウィーク並。
ここから常念岳まではスキーを背負って強風にあおられながらのアイゼン登行で消耗。
山頂からドロップするが、雪は堅い。中間尾根のコルに真新しい蛍光テープが巻かれており、驚く。
やや時間が押していたが、ルーファイで迷うこともなく快適に滑走、明るい内に槍沢出合に到着。

R0023956

3/31 曇→吹雪→雨
3時起床、湿雪がツェルトを叩き、敗退を考えるが、外に出る頃には曇りで出発。槍沢を順調に上がるが、徐々に風雪が強まりホワイトアウト。飛騨乗越では、穂先に行く選択肢はなかった。
K岡は乗越直下からスキーを履くが、完全なホワイトアウトで、滑っているのか止まっている分からない。歩いて先行したM平さんのトレースを見つけて、初めてまともに滑ることができた。
疎林帯になると、目標物ができるので滑走を楽しめる。やや重いが、季節外れ感のある新雪を二人して堪能。滝谷出合まではすぐだった。
白出出合付近で、やや迷って時間がかかるが、穂高平の下、小鍋谷出合までは林道を滑ることができた。

R0023979

今年は稜線の雪は消えるのが早いです。
谷筋はデブリが少なくてきれい(M平さんによると、チビ谷、ブドウ谷は出ていない、とのこと。一ノ沢や二ノ俣も同様の印象)。これから出るのかもしれず、降雨高温時は注意が必要かもしれません。