谷川本谷~谷川乗越~赤谷川源頭 2010/8/28-29

沢登り

■タイム
8/28(土)晴れ一時雨 5:45谷川温泉~7:00二股~12:00稜線~12:40谷川乗越~13:00赤谷川(泊)
8/29(日)晴れ 7:20出発~10:20オジカ沢の頭~11:20肩の小屋~13:00天神平

■1日目
前夜に電車で水上入りステビバ。雷雨の予報だったので、早めにテン場に着こうということでタクシーは前日のうちに予約。登山道を歩きだして15分、第一ヒル発見。その後、行動中にヒルは見かけなかったのでそれほど多い印象はない。翌日にヒツゴー沢に入ったパーティーに聞けば、ヒルはけっこういたらしいので、どういう事なのかよくわからない。

地図を確認しながら歩くが、どうもコンパスの指す向きがおかしい。指す向きというか針がくるくる回る。この辺り、磁場がおかしいのか?とおもいきや、K池さんのコンパスは正しい方向を指している。コンパスが壊れていることをここで確信。以降のコンパスなしの読図は大いに苦労した。

いわお新道を分けると登山道は急に藪っぽくなり、それを嫌がって川に降りる。そこはすでにオジカ沢に入っていた。少し戻って本谷に入渓。最初はプレハブ小屋サイズの石がゴロゴロで通過がいちいち面倒。排気口をこえるとすぐに水は伏流となる。再び水が出てきてからはすこしの小滝とゴーロ歩き。地図のケムシマークとは全く印象が違って、開けた明るい沢。左岸の爼嵓の岩壁に見入りながらの遡行。

タカラ沢出合、左岸から立派な滝が落ちている。登ったら楽しそうだなどと言いながらそのまま進むが、実はここ、本流とタカラ沢の2本の滝が落ちている。

そしてこの滝こそが大滝で谷川本谷のメイン。ここで左の支流に入ってしまった。間違っていることに気づかずにそのまま進むと、左から大滝。これも登ったら楽しそう。水量比に疑問を抱きつつ右に進路をとったが、すぐにボロボロの登れない滝。私が左からロープを引いて巻くと、なにやら右側に深い谷が見える。見晴らしの良い場所まで登って、ようやく間違いに気づく。すかさず本流に降り立つが、メインの大滝を巻いてしまった。

このあたりからようやく面白い小滝が出てきた。傾斜がきつくなり、水が枯れると藪になる。進みやすいルートをたどり、あまり方向修正をせずに登ったら谷川乗越よりだいぶ左の高いところに突き上げる。おかげで爼嵓の稜線や小出俣を眺めることができたのだが。谷川乗越まで藪こぎで下り、そこから下降して赤谷川本谷までは20分少々。赤谷川上流域、なんと綺麗な谷。

テン場を探していると雨が。徐々に徐々に強くなる中、急いでタープを張る。タープを張り終えた頃には土砂降りの雨もすっかり上がっていた。

まだまだ時間が早いので昼寝。そして焚き火。焚き火はなかなか大きくならなかった。

■2日目
朝の支度をしていると、3人パーティーが登ってくる。なんと、N島S子さん。3人で赤谷川本谷を遡行とのこと。

S子さん達から遅れること約30分。行動開始。開けた明るい沢。笹と草原の斜面が陽の光を受けて輝く。

暑くなりそうな予感なので小滝はどんどん水に浸かる。笹と草原の中、ナメを詰めて、笹薮から爼嵓の稜線に上がりオジカ沢の頭。

オジカの稜線では、万太郎谷を遡行する4人パーティーがみえた。ちょうどこのタイミングで万太郎を遡行する会の4人パーティーかと思い 「S藤D介~!」と叫んで手を振ったが、 「S藤D介じゃないよー!」の返事。

肩の小屋、天神尾根を経由して、ロープウェイで下山。

ぶなの会

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