●メンバー: (L)K池、(SL)M中、N島
●ルート: 米子沢~上ゴトウジ沢~小三ッ石沢~巻機山
●タイムスタンプ:

9/21(土) 6:50桜坂駐車場出発~7:10米子沢入渓~10:50 1700m右の支沢遡行開始~11:30上ゴトウジ沢下降開始~14:10 60m滝&雪渓巻き開始~14:55巻き終了~15:00ブサの裏沢出会い~尾根乗り越し~15:50トトンボ沢合流~16:00幕営

9/22(日) 6:30幕営地出発~6:40下トトンボ沢出会い~7:05ブサの裏沢出会い~7:15下ゴトウジ沢出会い~7:35小三ッ石沢遡行開始~14:30稜線~永松山~16:30トトンボの頭手前1830m付近で幕営

9/23(月) 7:30幕営地出発~9:40牛ヶ岳~10:05巻機山~井戸尾根登山道~13:20桜坂駐車場

●概要:
9/21(土) 晴れ
米子沢は前後に4パーティほどいて賑わっていた。グラビアルートだけあって美しい。1700mの支沢の出会いは小滝になっている。巻機~朝日の稜線には点線の道があるそうだが、完全な笹藪で見当たらなかった。
上ゴトウジ沢は、1380m屈曲付近の右岸に雪渓が残っており、この地点から沢水がコーヒー色に。1200m付近で大滝が現れ、そのすぐ下から沢幅いっぱい雪渓で埋まっている。滝と雪渓をまとめて左岸から巻いた。
ブサの裏沢に入って間もなく滝を1つ巻くがその先のゴルジュを敬遠してそのまま低い尾根を乗り越しトトンボ沢に降り、そこで幕営した。

RIMG0022

9/22(日) 晴れ
トトンボ沢下流はどこでも幕営できそう。ゴトウジ沢と出会ってからは広々とした川になる。小三ツ石沢出会いは地味だ。小三ツ石沢に入ると、1050mあたりまでナメや易しい小滝が続く。
沢が細かく屈曲し始めると登れない滝12mが現れた。左のルンゼから高巻き懸垂下降で復帰。間もなく10m滝が現れ同じく左ルンゼから高巻き懸垂下降で復帰。こちらは懸垂しなくてもルンゼを下降できそう。
そして核心部と予想していた大滝が現れた。「奥利根の山と谷」のトポでは40mとなっているが、実際は2段30mと思われる。左岸のバンドを利用して巻く。バンドに乗るまでが泥壁でいやらしい。

RIMG0060
その後も5mほどの滝をいくつか越え、1500mあたりから源頭部らしい様相になりぐいぐい高度を稼ぐ。二俣は顕著だが、中央ルンゼとの分岐は滝になっておりわかりにくかった。沢型は稜線直下まで続き、最後は草原のようになり、ほぼ藪漕ぎ無しで稜線にたどり着いた。
2時間ほど進んで幕営。幕営地は胸ほどの笹薮。夜半に風が出てきたが笹の壁により安泰。ただ調理するのにガスがぷかぷか浮いて大変だった。

RIMG0067

9/23(月) ガス→昼頃から晴れ
下山の目処がついたのでゆるゆる起床。お茶&行動食を朝食とし、出発。トトンボの頭を過ぎると踏み跡が濃くなる。牛ヶ岳付近は突然藪が無くなりゴルフ場のよう。下山後は五十沢温泉ゆもと館で汗を流した。

●N島さん感想
夏合宿をきっかけにして、個人的に興味がある奥利根。「奥利根の山と谷」を眺め、この山域の奥深さに関心していたところK池さん、M中さんから、楢沢川の支流にべらぼうに難しいというほどでもなく、ほとんど記録がない沢があり、そこに行くがどうか、と声がかかる。そんなのまたとない機会だ。ありがたく参加させてもらい、「小三ツ石沢」のことを色々と調べる。
やはりネットには遡行記録はない。「奥利根の山と谷」の遡行図では、中流域が雪渓で覆われているので、その部分は未知ということだ。
何が待ち望んでいるか、どきどきしながら本番に臨んだ。
結果、コンパクトながらも、滝や巻き、草付きの詰めなどの要素が詰まったほど良い沢だった。
今回、遡行図もしっかり取れたので、記録にすることもできた。
山を立体的に捉え眼前の状況を処理し、それを記録に残すという沢登りの楽しみ方が少しずつ分かってきたように思う。
自分の沢登り経験2年目の集大成だった。