メンバー:A久L、K池、K松、K野

雪稜志向の新人2名を含めたパーティで年末山行の練習に行ってきました。

上州武尊はといえば、たおやかな山容でラッセルに終始するイメージでしたが、今回の川場尾根は不動岩という岩峰が連なるルート。
往路でロープ2回、懸垂2回。復路でロープ3回、懸垂1回という内容で新人を連れた雪山ロープワークの練習には充実のルートでした。
 
 
1日目
12月は何かと忙しい。本当は前夜発したかったけど、仕事の飲み事があり早朝発となった。
登山口の旭小屋を8:30頃出発。
最初は5cmくらいの積雪だったが、徐々に深みを増し早々にワカンを装着。
なだらかな尾根を4人でラッセルを回す。岩の上に浅雪がかぶった段差が増えてきたので、アイゼンワカンにする。
 
 

 
 
この段差は体格差によってムーブが異なり、おのおのボルダーチックにクリアしていく。
急登で高度を稼いでいくと、突然岩峰のテッペンに飛び出す。
不動岩の岩峰帯だ。ここから鎖場が連続する。
ワカンを脱ぎ15mほどの懸垂下降後、コルまで進むと次は岩峰下の雪壁のトラバースから鎖場を直上。ここはK池さんがリード。
 
 

 
 
テラスに4人揃った後、カンテを回りこんだ反対側に懸垂下降。
次のピークまでは腰ラッセルで急登を上りきり、岩のリッジを越して核心部終了。
本番さながらの内容に思いの外時間がかかり、時間は既に15時。
前武尊まで進みたかったけどまだ標高差300mほどあり、明るいうちにテン場を確保できるか怪しいので、
目の前のコルまでとする。日が暮れると一晩中強風となった。
  
 

 
 
2日目
4時起床。6時出発。朝からラッセル。膝から深いところで腰ラッセル。2時間ほどで前武尊のピークへ。
前方に剣ヶ峰が立ちはだかる。剣ヶ峰は中腹までラッセルで積め、最後の25mの雪壁にロープを出した。
青空が広がり風も穏やかな中ピークを踏む。本来の目標だった沖武尊はなだらかな稜線のはるか向こうに見える。
いい時間だし、ラッセルもロープワークも予想以上に内容盛りだくさんだったので、ここを今回の折り返し点とした。
 
 

 
 
テン場までは自分たちの引いたトレースをたどり、デポ品を回収。
不動岩を逆コースでたどるが、2回の懸垂部分は今度はスタカットでの登攀。
1つ目はチムニー。2つ目はフェースを細かなスタンスに乗ってのクライミング。
その後は昨日の雪でトレースの消えた尾根を下降し、ヘッデンのお世話になる直前の16時半頃に下山した。