前穂高岳 北条=新村ルート、北壁~Aフェース 2019/8/24-26

アルパイン(夏)

[メンバー] NG野(L)、とのさん

8/24(土)
9:20 上高地~10:40 徳澤園~13:20 奥又白
8/25(日)
4:30 奥又白~6:00 北条=新村ルート 取付き~6:20 登攀開始~10:20 終了~10:50 下降~13:00 奥又白
8/26(月)
4:00 奥又白~7:00 Dフェース~7:30 登攀開始 都立大ルート(敗退)~9:15 登攀開始 北壁~Aフェース~13:00 前穂高岳~13:30 下降~15:50 上高地

天候不安定な週末だったせいか、人もまばらな上高地。
前穂の岩壁を貸し切りで楽しんできました!

■8/24 上高地~奥又白
初日はアプローチだけなので、のんびり行く。
この日の奥又白はたったの3パーティ。
単独の方と、北条=新村ルートを予定している京都のクライマーの方々と、我々。
偵察にちょろっと行って、明日のために早々に宴会。

美しい奥又白池

■8/25 北条=新村ルート

・アプローチ
ケルンのあるとこから下降。
まさかの雨が降りだり、しばし樹林下で待機。
雨足が弱まったところで、ガレガレの沢をトラバースする。
巨大なチョックストーンが見えるC沢を登ると甲南バンドのとこに出る。
天気は回復してほっとする。
京都の方々は現れず、どうようやら辞めた模様。

4峰正面壁全景

・1ピッチ目(NG野)
草付きのルンゼを左から回り込み右上。
25mでビレイ点。

出だしの草付き

・2ピッチ目(とのさん)
簡単な岩登りで右上。
25mでビレイ点。

・3ピッチ目(NG野)
簡単な岩登りで右上。
25mでビレイ点。

・4ピッチ目(とのさん)
簡単な岩登りで右上。
25mで広いテラスのビレイ点。

テラスの上が核心

・5ピッチ目(NG野)
コーナーのハング越えのピッチ。
中間に小さなハング。まずこれを越える。
抜け口は大きなハング。
よく探ってホールドを見つけジリジリ上がる。
ステミングが使えたので、なんとか落ち着いて登れた。
ハングを抜けてほっとするも、そのあとはバランシーなトラバース。
ヒヤヒヤのスメアでこなして、やっとビレイ点。

核心のハング越え

・6ピッチ目(とのさん)
右へトラバースしてルンゼ状から右上していく。

・7ピッチ目(NG野)
岩場からブッシュ帯を抜ける。

・8ピッチ目(とのさん)
念のためもう一ピッチで、明瞭な北尾根への踏み跡まで。
岩は安定しててとても快適なルートでした。

登攀を終えのんびり

・下降
北尾根経由で奥又白池まで。
本日は貸し切り、明日のために早々に宴会

北尾根、見栄えがします

■8/26 北壁~Aフェース

・アプローチ
チョックストーンまでは昨日と同じ。
DフェースへはそのままC沢を詰める。
人が入ってないのかガレガレ。
どん詰まりでB沢へ。

前穂東壁全景

・都立大ルート 1ピッチ目
予定は都立大ルートだったので、取付くも、岩が脆くやる気を無くす。
敗退して、去年も登っている北壁へ。

・北壁 1ピッチ目(とのさん)
Dフェース基部から分かれて易しい岩登り。

1ピッチ目

・北壁 2ピッチ目(NG野)
巨岩の右のハング越える。
岩は安定していて快適。
大きなバンド帯まで。

巨岩の右を抜ける

・北壁 3ピッチ目(とのさん)
簡単な岩登りのあと、立派なチムニーを登る。
抜けて左に行くとビレイ点。

チムニー

・北壁 4ピッチ目(NG野)
高度感のあるゴツゴツした岩場を右上する。
大きなバンド帯まで。

・北壁 5ピッチ目(とのさん)
バンド帯を登り、Aフェースを一段上がる。

・北壁 6ピッチ目(NG野)
ハングの下まで登り、左へ慎重にトラバースしてハングを巻く。

登攀中ガスってたけど、一瞬晴れる

・北壁 7ピッチ目(とのさん)
スラブ帯を左へトラバース。
どん詰まりまで行くと幅広のクラックが2本ある。
どっちも登れるが、奥の方を選択。
快適なクラックでぐいぐい登って、ピタッと山頂。
素晴らしい。

ラストのクラック

・下降
急いで下山開始。
岳沢経由で上高地へ。
平日なので人が少なく、すいすい下山できました。

観光日和の上高地

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