GWは行先に悩んでいたが、前から気になっていた白馬の裏エリアへ行くことへ。毎週の様に通った白馬を違う向きから眺めたかった。
■5/1 6:45猿倉→7:45白馬尻→11:10白馬頂上宿舎→12:10裏旭岳→13:25BP
天候:晴れのち雪
猿倉で集合。簡単に装備を合わせてから入山。雪の少ないので長走沢まで板を担ぎ、雪が多くなったあたりで板に履き替え、大雪渓を登る。右手に見える白馬主稜は岩が主体でハイシーズンは過ぎた様相。午後から崩れるとは思えないほどの晴天でこってり汗を絞られた。
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4時間ほどで主稜線へ到着。旭岳の山頂に人影が1人見えるが、果たしてマニアな山頂にいるのは知り合いの白馬ローカル、onestoneさんだった。
もともと柳又谷をナル谷乗越まで滑るつもりだったが、午後の荒天を考慮してレンゲ東谷を滑って安全地帯でやり過ごすことに。明日以降も稜線主体で清水、猫又山を目指すこととした。旭岳を巻いた所から1本目の滑走。やや硬いがよく走るザラメで素晴らしい。2ピッチに分けて標高差500mほどを一気に落としてしまった。
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ここから清水岳方面へ登り返すが、周囲の山肌にはベッタリと雪が張り付いてスキー向けの斜面だらけ。妄想が膨らむので登り返しも苦しくない。
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14時前に適当な安全地帯を見つけたので行動は打ち切り。15時過ぎから3時間ほど、上空の換気の影響でかなり荒れたがMSRのワンポールテントは耐えてくれた。
■5/2 7:25BP→8:15清水岳→10:20猫又山(オレントメン谷滑走)→11:50猫又山→14:30清水岳→16:15裏旭岳→16:40BP
天候:曇りのち晴れ
朝方はガスが残りそうなので、ゆっくりと準備をして7時過ぎにテン場発。レンゲ西谷を登り返して清水岳へ向かう。昨日の新雪が下駄になるが、旧雪との結合は良さそうで雪崩の心配は感じない。
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小一時間登って清水岳。山頂から猫又山の稜線を見ると崩壊しかけの雪庇が点在して部分的に悪そうなので、面倒な箇所を避けるためほ猫又谷へ200mほど落としてから主稜線へ登り返した。ここは昨日の雪が溜まっていてうっかりパウダーを楽しめるオマケ付き。
稜線に登り返した後はテクニカルなシール滑走やら、ちょっとしたハイマツ漕ぎをこなして猫又山へ到着。剱岳・毛勝三山の展望が素晴らしい。
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北東のナル谷、北面のオレントメン谷、カシナギ深層谷か。いずれもマニア垂涎の斜面でどれを滑るか悩ましいが、選ばれたのはオレントメン谷。程よく緩んだ面ツル斜面は最高のコンディションで山行のハイライトだった。
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猫又から清水岳の帰りは稜線伝いに帰る。部分的に硬い場所もあるのでクトーをつけて通過、ここは担ぎかシールか、雪の状態で臨機応変に判断するのが良さそう。清水岳でシュラフを干したら今日のテン場、清水谷まで移動。余計な登り返しを防ぐためトラバース主体で行動したら少々疲れた。雪が多ければ適当な谷に滑って登り返すのが楽そうなので、次回以降はブラッシュアップしたいところ。
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トラバースを終えて清水谷へ滑り込むポイントまで来たが…結局、メンバーの希望で裏旭岳まで登ることに笑
この日最後の滑走もザラメ、フィルムクラストを堪能できて大満足。水の取れる場所を見つけたので適当にテントを張って就寝。
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■5/3 7:15BP→9:45白馬鑓ヶ岳→11:00/12:10鑓温泉→13:10小日向のコル→14:10猿倉
天候:晴れ
行程に余裕があるので5時頃に起きて7時発。今日は気温の高い予報で既に雪は緩み始めている。清水谷のボトムも平坦、水が取れるので良いテン場になりそうだ。
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前から目をつけていた斜面を登り返して、白馬鑓の西尾根経由で山頂まで。周囲を見ると天狗岳の西面も雪付きが良く滑走対象として面白そうだ。
稜線の雪消えは早くてアイゼンは不要だった。見慣れない風景から、よく知った白馬の表の風景へ。次第に街へ戻るということを実感する。白馬鑓からは大出原の方が間違いないのは分かっていたが…メンバーの希望もあって気づけば中央ルンゼへ吸い込まれていた笑
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1ピッチ目はまあまあだったがそこからは推して知るべし、Rock&Snow。大地雷原祭りで板は大ダメージを受けた…。中央ルンゼを抜けてからはハイトラバースをかけて登り返し無しで鑓温泉へ。シメの温泉、ついでにここまで担いできたビールは最高だった。(入浴写真は自重)
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汗を落としたのに大汗をかくことで有名な小日向のコルへ登り返し、あとは長走沢を適当に滑ってから林道歩きで下山。良い3日間だった。
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参考リンク↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5452253.html
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