剱岳(平蔵谷)・立山縦走 2023/5/1-3

積雪期登山

【メンバー】URA(記)、ツノD
【行程】
5/1 立山駅〜10:00室堂〜12:30剱御前小舎〜13:10剱沢キャンプ場
5/2 7:15出発〜平蔵谷出合〜11:15剱岳〜カニのヨコバイ〜平蔵コル〜14:25剱沢キャンプ場
5/3 7:20出発〜9:00別山南峰〜11:30大汝山〜12:00雄山〜13:30室堂〜立山駅

GW半ば、念願の残雪期剱岳へ。ゆるゆると百名山をハントしているので、ついでに立山に寄り道する計画とした。
今年の雪の様子を残すため、簡単に記録を書いておきます。


■5/1(1日目)

立山駅→美女平はケーブルカー、そこから室堂までバスで向かう。雪の大谷も見れたが、雪壁はだいぶ低くなっているようだった。

天気予報によると、「午後から雹・雷・視界不良・低体温症に注意」とのことだったので、少し早足で剣沢へ向かう。

予報通り、幕営地に着いた頃にはホワイトアウト気味&強風に。ブロック切り出しと積むのを分担し、テント周囲に立派な壁を作った。なかなか体力を使う。
(ここで、翌日剱尾根を登攀するぶなの別パーティと会った)

初日お疲れ様の乾杯。前日スーパーで買い出しした丸干しホタルイカで富山を感じる。


■5/2(2日目)

早朝まで強風だったため、ゆっくりスタート。(7:10出発)

平蔵谷出合まで標高を落とす。(後々の登り返しのことは考えちゃいけない)

そしてコルを目指して歩く。デブリの上は固くて歩きやすい。この雪の塊はどこから落ちて(転がって)きたんだろう。

中盤を少し過ぎたあたりで、源次郎尾根Ⅱ峰から山頂側に200mほどのところへ合流しにいく。(谷を登り続けるより、尾根に乗ったほうが面白いのではという魂胆)

尾根にあがってからは、山頂へ気持ち良く登り詰める。雪がしまっていて快適!

振り返ると北アルプスの絶景。

山頂到着!しばし写真撮影を満喫したら、名残惜しいけど帰ります。。(ここでお会いした2人組のスキーヤーは、大脱走ルンゼを滑走すると仰っていた)

下りはカニのヨコバイを経由して、平蔵コルから谷をおりる。鎖がばっちり出ていたため、持参したロープは使わず。

だいぶ岩が出ている。集中して鎖ゾーンを通過。

強い日差しで柔らかくなった雪質の平蔵谷を下る。

14:25 テントに戻る。剱岳を背景に、水作りしながら飲んだり食べたり。このまま夜までゆっくり過ごした。


■5/3(3日目)

最終日はテントを撤収してのんびり出発(7:20)。雪が固まりすぎて、ペグを抜くのに苦労。
剱沢キャンプ場~剱御前小舎~別山南峰~大汝山~雄山~室堂と稜線ハイク。雪がついていない箇所も多かったが、だいたい12本爪アイゼンを履いたまま歩いた。

室堂方面の様子↓

下部に見える点々の集まりは雷鳥沢。連休初日ということもあり、かなり賑わっているようだった。

一の越山荘。越冬ビールが安くなっていたが我慢。

室堂到着。バスターミナルはたくさんの観光客であふれていた。

総じて天候に恵まれ、充実した3日間。まさにRock&Snowという感じの剱岳はかっこよく、この山域にいるだけで幸せを感じた。来年は別ルートでチャレンジしたい。

関連記事

特集記事

アーカイブ
TOP