25日 新穂 6:40~滝谷出合8:40 雄滝下9:20 雄滝上11:00 滑滝下12:00 滑滝上13:00 合流点15:00 4尾根下部コル 16:00
26日 下部コル5:00 スノーコル 11:00 4尾根終了点 15:00 北穂16:00 奥穂山荘18:00 新穂23:30
    
 滝谷出合から4尾根経由で北穂までと言う、今では不人気で登るパティーがあまりいないルートに行ってきました。
前日まで午後は雷雨があったと言う北穂小屋の情報を参考にして、1日目は4尾根のスノーコルまで、2日目は4尾根登攀と下山と言うことにして、新穂を後にしました。でも実際には1日目でスノーコルまで到達できず、4尾根の下部のコルを整地してテントを張りました。

 登るパティーの減少で下部雄滝の巻き道は草が覆い、分かりにくくなってました。この滝の通過に1時間以上かかりました。雄滝の上から滑滝まで、今年は残雪が残ってました。滑滝は右の水線沿いが登れます。残置ピトンがあります。水線の左側も登るようですが、雪渓のない時は右側がルートになると思います。滑滝の上にも20mほどの滝がありますが、右岸の岩場が登れます。夏の場合はこの滝の上で水を汲んでおかないと、上ではありません。合流点からはC沢を詰めます。天気が悪い場合とか、登攀中止の場合はD沢を詰めれば、稜線登山道に逃げられます。
 
 我々は合流点に到達した時刻がすでに3時になっていたので、テン場を捜しながらC沢を登ることになってしまいました。しばらく行って、4尾根がコルになっている箇所を発見。もしかしたら、テントを張れる場所があるかもしれないという期待でコルに上がりました。なんと、整地すればなんとか2人テンが張れる場所がありました。ハンマーひとつで整地すること1時間ちかくで良いテント場を作ることが出来ました。沢筋は落石の危険が大で不可です。

 2日目はここから4尾根を登りましたが、なんとここからスノーコルまでが長い登攀でした。1か所50m程の4級A1の壁があります。尾根上の岩の崩壊が激しく、恐ろしくてザイルをずっと付けての登攀になりました。スノーコルまで5時間かかってしまいました。スノーコルは2張りほどビバークできる場所があります。ここからは、岩もしっかりしています。ルート上には、残置ハーケンがそこらじゅうに打ってあります。昔はハーケンを岩に打つことにあまり気にしなかったのです。
 
 昼前に4尾根を抜けると思っていたのに、スノーコルに着いたのが11時前。急げ急げと気が焦ります。明るい内に下山するなら、2時すぎには登山道に着いていないとまずいです。4尾根を登るうちに午後2時登山道案を諦め、3時までになんとか登山道に出る案に変更しました。Dカンテの核心のピッチを相棒に譲ったのですが、目の前の3メートルほどの岩が核心とは思えず、一段下がった所から右にバンドがあるからここを相棒に行くようにアドバイスしました。落石を落としながら、登っているので心配しましたが、相棒からの答えは核心を巻いて、ルートが終わっちゃったみたいと言う返事でした。ナント、3m程の高さの岩稜が核心だったようです。相棒に悪いことしてしまいましたが、4尾根を終了してホッとしました。ちょうど3時でした。
 
 相棒がここまで来たら北穂まで行きたいというので、空身で往復。この時点でヘッデン下山が確定しました。北穂の山頂から下山連絡先にメールをして、下山が遅くなる旨を連絡しました。
 結局、白出し沢はヘッデン下山になり、細心の注意を払って登山道を外れないようにしました。大滝の巻き道にたどりついたときは、ホッとしました。バテバテになりながらも、白出し沢の出合に10時着。新穂にある車にたどり着いた時刻は11時半になってました。
 
 と言うことで、4尾根をほぼトレースしましたが、時間がかかります。たぶん、5月あたり雪渓のある時期の方が下からの登攀は楽かもしれないです。