メンバー:A久、H部、H本、T橋

3/23 (雨のち曇り) H部記
7:30 パークホテル跡-9:00 尾根取付-12:00 1200m 付近雪壁-16:00 1365 ピーク(幕営)

クルマを降りるとぱらつく雨・・・。今シーズンの雪山は雨に振られることが多い。A山さんの呪いに違いない。気を取り直して軽めのラッセルをこなし、一時間ほどで生金沢左稜の取付へ。
スッキリとした雪稜が広がっている!・・・はずだが目の前にあるのはただのヤブ尾根である。今年の春は早い、早すぎる。まあ藪も薄そうだし、雪を繋いでいけばなんとかなると気持ちを切り替えて登
攀(≒藪こぎ)を開始する。藪に突入しながらH本さんは嬉しそうな顔をしている。ここにも物好きが一人・・・。

すこし進むと幸いなことに雨も雪に変わり、背後に六日町の町並みを望むことができる。この里山っぽさとピリッとした雪稜の加減こそが、このエリアの魅力なのかもしれない。藪と雪をつなぎながら黙々と標高を上げていくと、標高1200m付近で急な雪壁。念のためロープを出し、5m木登り+10mの雪壁登りで通過。すぐに急なヤブが出てきたので、ここもロープをつけたまま木登り~雪庇の乗越をクリアする。・・・感覚的には、沢の高巻きをやっている気分に近い。

そろそろテン場も近いかな・・・と思いながら平凡な雪尾根を歩いていると、なかなか面白そうなリッジが登場。時間的にも余裕があるので、ここはトップを譲ってもらい1 ピッチロープを伸ばす。そこそこ締まった雪でスノーバーもよく決まって快適だ。60mいっぱい伸ばして、灌木でピッチを切る。続く最後のピッチはA久リーダーが1ピッチのばして1365 ピークに到着。狭い尾根上のテン場だが、整地を頑張ったおかげでなかなかのテン場が仕上がった。夜は最近ぶな女子山行で話題沸騰(らしい)「M田鍋」を食す。確かにウマイ!21 時に就寝。

3/24 (快晴) T橋記
6:00 出発-7:00 千本檜小屋-8:00 不動岳ピーク-12:00 ロープウェイでスキー場に下山

夜明け、風も弱く、薄い雲が浮く下界がくっきり見え、良い天気になりそうな予感。次第に明るくなる中、千本檜小屋に向けて歩き出す。昨日のヤブ山ぶりはうそのように、キレイに雪の付いたリッジに感激。見上げると、千本檜小屋から数人が八ッ峰の方に歩き始めていた。

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千本檜小屋は2階の窓から出入りが可能だった。青空のもと1本とってから、せっかくなので八ッ峰の1つに登頂することになった。ピークに登る急斜面で、H部SL リードで1ピッチロープを出してフィックスを張る。今回、このパターンが多かったのでアッセンダーの使い方をマスターできた。山頂では天気予報が変わったようで、快晴、360度の展望。意外に高度感もあり、北アルプスとは違った、じんわりした広大さがある。越後も味わい深いなぁ。
向かいの岩稜帯を、先ほどのパーティーが登っているのが見えた。白い峰々を背景に、これぞ雪稜、という感じでカッコいい。そして縦走は、かなりうらやましい。

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名残を惜しみつつ下ると、A久Lの予告通り薬師岳ピーク直下に雪壁が現われた。地形図上では確かに全く分からないが、風向きと地形で雪の付き方が変わるのだろうか、けっこう切り立っている。ここでもH部さんリードで1ピッチロープを出す。
このあとはべたついた重い雪を払いながら下山し、ロープウェイ駅手前で簡単に雪訓。スノーバーでの支点取りとスタンディングアックスビレイ、スノーボラードを試してから、リフトで下山。下界はすでにぽかぽかの陽気、春うららだった。