瑞牆山 十一面岩正面壁 翼ルート 2013/5/25

トラッドクライミング

天気:快晴
メンバー:O田、S藤H明、H
装備:カム2セット(5番まで)+トライカム少々

事前に調べてみても最近の記録はほとんどなく、昔のものが多い。
杉さんの99年の記録も参考にさせていただきました。

朝、ホウホウの体で取り付き到着。
誰が最初か探りあい、言い訳大会。
で、やはりジャンケンでリードを決める。
もちろんジャンケンに○○○人が一番いやらしそうな1P目をリードして以降順ぐりで。

P1040759

■1P目(H明) コーナー~もろいフェイス
見上げるとルート途中が崩壊している模様。
気合で行ってもらう。
コーナーを登った後に出てくる小ハングはボルトが抜かれており・・・
ハング下にカムを決めて左のもろいフェイスに奮闘のアタック!
登られている様子は皆無・・・
大将の素晴らしい登りを下から応援できました!
しっかりした大木できる。

■2P目(O田)大チムニー
超簡単な壁を登りすぐにある昔の1P目終了の大木でロープの流れのためにひとまずきる。
ここから昔の1P目上部を見下ろすと崩壊していて登れんよ、こりゃ!
さてさてここからが翼で一番かつ唯一おいしい大チムニー部分、もちろんアブミは畳んでチャレンジ!
カム2セットあるので決めまくって安心して登れました。
途中、チョックストーン潜りなどもあり面白い、が、デブだと抜けるのに苦労するかも。
大テラスできる。

■3P目(H)トラバース~クラック
5Mほどトラバッタ後、クラック~ブッシュを直登するが、行きつまる・・・
これってルートかいな?という状態。
仕方なく出戻りでトラバッタ後の右上するルートに入る。
その後、ビレー者から見えないところのクラック10Mは苦悶だね。
バカ話している2人は「おせ~な~」などと勝手なことぶつぶつ言っていたが、
いざ登ってみるとヒィヒィでした。
斜め上がりのクラックでカムがなかなか決まらない体勢になるし、開いているのもいやらしい、これは。
ここも汚れており登られた形跡がない。
大木があるのでキル。

■4P目(H明)クラック~テラス~クラック~テラス~クラック
短いクラック登りとテラス歩きが順番のピッチ。だがそのクラックが曲者。
もちろんアブミを多用するがカムが決まりにくいところばかり。
H明親分の奮闘で乗り切る!
で、ブッシュ帯に入って終了。

P1040765

で、終了、下る気満々だったのが、こともあろうか、
誰かさんが「十一面のピークに行こう!」などと言い出す。
えっえっ、富山ピーク好き病が伝染したようで・・・
仕方ないのでよっこらしょとザイルを畳んで登りだす。
もちろん目と鼻の先の距離だしザイルも入らんので、すぐにピーク台地に到着。

さぁさぁ帰ろう、ビール、ビールと思ったら、
さらに「この岩峰を登って本当のテッペンに行こう!」と言い出す人がいる。
これはピーク嗜好病がかなり進行かと・・・

ロープが必要なので順番的にO田がひくことになる。
が、いやいや気分が強かったのか・・・
ちょっと登って一見簡単そうなワイドクラックでカムアブミに立ちこんでAOのためにカムを決めようと立ち上がってカムをぐりぐりしていたところバランスを崩し、墜落。
ほんの数メートルでカムで効いていて止まったが、ホントお粗末で注意力散漫で大反省。
昔、白熊で堕ちて以来の瑞牆での絶叫、はしてないか。
でも、堕ちてはいけない、反省しきりです。

ということで、ホントのピークは行けず仕舞いでした。

P1040811

下山は、岩場の下に向かって左側のルンゼに下降路をH監督が発見。
途中、2回ほど短い懸垂がまじえるが、ほとんど安全な道がついていました。

テントに戻ったのはもういい時間となっていました。
たった4Pに凄く時間がかかり、疲労したけど充実な一本でした。

ゆえに翌日日曜はベルジェは到底無理、末端壁も無理、ということでクライミングなし。
土曜の晩は安心して心ゆくまで呑めました。

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