ルート:穂高 屏風岩2ルンゼ本流 (アイスクライミング)
日程:2014年4月26-27(前夜発)
メンバー:YT川(L)、M田(記録)、Y(他会)

4/26
涸沢沿い樹林帯BP

4/27
5:20BP出発-7:00展望台-8:20氷柱取り付き-10:40氷柱終了-12:20カモシカ尾根の頭-15:00カモシカ尾根末端-15:30BP-19:30上高地バス停

我々が今回登攀したのは2ルンゼ氷柱の方。涸沢に向かう時よく見える。慶応稜に付きあげているのも2ルンゼと言っているが、これは支流で、本流は大氷柱となって落ちている方である。落差がだいたい100m程ある。ここは陽が当たらないので、5月でも氷柱が残っている。

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27日
携帯の設定が悪く、起床コールがかからず寝坊し4:00起床。慌てて食事をとり、現場へ向かう。
今日も天気良く、朝から暖かい。大スラブ下のパックリ口を空けたシュルンドを通過し、雪壁をトラバースし、展望台に乗りこむところで簡単そうだったが、安全のためロープを出す。
展望台がテラス状になっていたので、ここで装備を全て装着しいよいよ2ルンゼへ。

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YT川リード:本流下大岩まで(60mいっぱい)
Yリード:氷柱取り付きまで(60mいっぱい)。氷柱取り付きまで雪壁、M田とYT川さんが同時登攀。

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本流氷瀑100m4段の滝。
1P目(2段目まで)YT川リード。2段目上部は雪壁。突き当たりの壁にリングボルトの残置あり。

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2P目(4段目落ち口まで)Yリード。3段目滝は表面固く中は空洞。
左寄りのラインは上からのスノーシャワーのコースになっているので直上する方が安全。ただし、傾斜が強い。気温も上昇し、M田が4段目に取り付く頃にスノーシャワー出始め、最後、YT川が上がる頃に右俣よりアイスボールが右に左に跳ねながら落ちてき、セカンドビレイ中のYの手の甲にアイスボールが直撃し打撲。
3P目 落口よりルンゼを右寄りに直上 (YT川)
4P目 二俣より右俣右寄りにカモシカ尾根下部樹林帯へ (Y)
5P目 岩混じりの下部樹林帯を直上 (Y)

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樹林の中も雪の面積が増え安定してきたので、ここでロープをしまい、カモシカ尾根を目指す。左横に流れる右俣から曝音が聞こえるので覗いてみると、派手に落石と落氷が流れ落ちて行く最中だった。もっと遅ければ、滝落ち口は狭いので生きては帰れなかったかもしれない。
カモシカ尾根の頭にしっかりと乗ったところで初めて一服。尾根も雪の状態がそれほど悪くなく、順調に下り、下部で3Pロープ出し着地することができた。

落石と落氷が激しかった。岩に染み込んだ水分が暑さ寒さで膨張縮小を繰り返すこの時季、屏風のような脆い岩稜の山は不適宜なのかもしれない。
(M田)