メンバー:M藤(L)、T田

雷電海岸に行ってきました。
北海道には40数年、50数年ぶりという大寒波が来襲し、
運転にクライミングにと難儀しました。

2/8(金)
2ルンゼあたりでアップでもと目論んで岩内に向かうも、猛吹雪。
道が見えない。レンタカーの外気温計は-17と激寒。
クライミングはとっとと諦めて、
余市の柿崎商店へ逃げ込み雲丹丼を食べる。2,000円で雲丹満載とかなり
コスパ高し。視界なく、偵察もしないで岩内温泉へ直行しヌクヌク。

【2ルンゼ】
2/9(土)
寒すぎるので、朝ニで雷電海岸へ向かう。
2ルンゼは駐車場から20分程度と近い。冷えて降雪と曇の繰り返し。
既に3人パーティーが取り付いていた。
札幌の山岳会の方であったが、いつもより大分寒いとのことで、
ビレイヤーの女性はガクガク。こちらも待たされてガクガク。

1ピッチ 35m(M藤)
先行パーティーの3人目の方がスタートした時点で、
ラインの被らない左端の氷柱からスタート。
こちらはバーチカル気味な上に、
被った雪を払いながらのクライミング。
オマケに冷えた手に激痛が襲いだす。
今シーズン初リードには厳し目。中間テラスにいる先行パーティーの下で
窮屈なハンギングビレイ。

2ピッチ 45m(T田)
先行パーティーは1ピッチ目だけで降りていく。
面のガタついた氷を行く。今シーズン、
すでに赤岳鉱泉のアイスキャンディを200本以上登り込んだバイル捌きは
力強く、後続パーティーに容赦無い落氷の集中砲火を浴びせ、
戦場に居るようだ。私にも流れ玉が当たる。
30メートルほど直上した後、やや左上して終了点へ。
立木で懸垂2ピッチで取付きへ。

【ナイル川】
2/10(日)
呑みすぎ&寒すぎで重役出勤となってしまった。
旧道を岩内市街方面に向かい尾根状を廻りこむと、120mのナイル川が
聳え立つ。
ナイル川は写真で見たより痩せているが、想像より長く立派な滝で
迫力十分、手強そうだ。

1ピッチ30m(M藤)
何だかんだで12時登攀開始となる。
正面はツララの集合帯で上部はハング気味。右側面を登る。
恐る恐るクラゲ氷の頭をステップにして中間部まで。
そこからカンテ状を乗っ越して、正面に廻り込んでいく。
ブラインドになっていて怖い。
廻り込んだら暫く続くバーチカルを直上。寒さで氷が硬い。
傾斜が緩んできた所で左手に寄りピッチを切る。

2ピッチ 30m(T田)
右手のチムニー状を上がる。ツララに頭を抑えられた所から、
中央のチムニーへトラバース。
チムニーから出る所がバランス悪いうえに露出感満点。
チムニーは徐々に拡がり、岩と氷に囲まれた氷洞状となる。
変化に富んだ恐ろしくも楽しくもあるピッチだ。時間も押していたが、
俄然やる気が出てきて継続することに。

3ピッチ 30m(M藤)
右手から氷洞を出て直上。
取付きからは右上するのが易しいラインに思えたが、
ツララに囲まれているようにも見える。時間も無いので、
反対側の左手テラスを目指す。
強面のツララに囲まれたテラスは風雪防げて座れる。
長時間のハンギングでパンプした脹脛に優しい。

4ピッチ 30m(M藤)
気温下がり吹雪く。
テラスからトラバースして滝の正面へ。
振り返ると白波立つ日本海が眼下に拡がる。
滝上に抜ける風に叩かれ手が凍てつくも、心は高揚。
波音を心地良く聴きながら、最後のバーチカルを攀じて抜け口へ。

北の大地は日没早く、立木から懸垂する頃には闇空に。
暗闇に白く浮かびあがる氷壁を懸垂するのは、
アルパインチックで実に楽しい。Vスレッドでもう1ピッチ下り取付きへ。

(コメント)
1〜4の各ルンゼは多少混雑していましたが、
ナイル川は貸し切りでスケール、内容とも素晴らしかったです。
最終ピッチをフォローしたT田さんがバイルが抜けなくてやむなく
1テンしたのみ。やはり200本ノック重要ですね。

ビールも200本ノックしてますが、こちらは強くなりません。
アプローチ近いし、温泉あるし、雷電海岸良いところです。