メンバー:S藤H、N野、M藤、S口、M上

4/18(土) 宝剣岳中央稜
4/19(日) 木曽駒ヶ岳

■前夜
前夜、忘れ物を取りに戻ったり警察車両との遭遇から、中央道を行ったり来たり。
駒ヶ根には大幅に遅れて深夜到着。

■4/18(土)
翌朝、バスとロープウェイを乗り継いで快晴の千畳敷へ。
今夜宿泊予定のホテル千畳敷に荷物をデポし出発。
宝剣山荘のある乗越浄土へと登って行く登山者の行列に続く。
途中から宝剣岳中央稜の末端へ。

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中央稜は全4ピッチ。
H明・S口・M上P、N野・M藤Pに分れ、H明P先行で登攀開始。

1P目、S口リード。アイゼンをガリガリいわせながらブッシュ混じりの岩場を登って行く。
途中、左手の雪の残るルンゼ状はプロテクションが取りづらそうで右手へ。かぶり気味のところもあり、ブッシュをつかんで乗っ越す。バイルを使う場面は少ない。
左側のルンゼに合流するところでピッチを切る。ここまで30mほど。後行PはN野さんリード。

2P目、H明リード。
ルンゼを左にトラバースしてから岩場に取り付く。ここからはずっとアブミを使用した人工登攀。カムや残置ハーケンにアブミをかける。このピッチも30mほど。後行PはM藤さんリード。

3P目、S口リード。
オケラクラックのあるピッチ。リンクカムをきめながら右上してリッジを回り込む。
30mほど伸ばしたリッジの切れ目でいったん左側へ。
再び右上に岩を上がると、雪の詰まったオケラクラックがある。
傾斜は緩いので、乾いた岩でフラットソールであれば易しいのだろう。
しかしアイゼンを着けてバイルで雪かきしながらでは、アブミ頼り。
クラック前半は3番キャメサイズ。適当にカムを間引きながら登って行く。
フォローのために残したカムには手掛かりのためのスリングを垂らしておく。クラック後半では4番も入るようになる。
最後、右上してブッシュでピッチを切る。このピッチでは55mくらい伸ばした。後行PはN野さんリード。

最終4P目、H明リード。
宝剣岳山頂に至るピッチ。傾斜はこれまでより緩くなるが、露岩で難しい箇所もあり。
最後、短い雪のナイフリッジの先に山頂。50mほど。後行PはM藤さんリード。

各ピッチで想像以上に時間を要し、夕暮れが迫っている。稜線上は風も強く、すぐに下山開始。
山頂反対側には真新しい鎖がしっかり張られており、それを辿って宝剣山荘へ。
ヘッ電を点けて千畳敷へと下りホテルに戻る。
浴場で疲れた身体を解凍し、部屋でM上さん特製のレモン鍋をいただく。

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■4/19(日)
5時過ぎに出発。この日は宝剣岳の反対側にある滑川F沢を登る予定だ。
朝の千畳敷は前日同様晴れている。しかし予報では午後から崩れてくるとのこと。

乗越浄土に上がると強風が吹いている。宝剣山荘の裏手からA沢へと入ってみるが、谷底からの風が強い。
天気の崩れるのが前倒ししているのか、稜線のすぐ上を覆う雲が飛ぶように流れていく。
荒天の中を登攀する危険を考えF沢を中止。

せっかくなので木曽駒ヶ岳山頂を往復してくることにした。行きは中岳経由、帰りは巻き道で山頂を踏んでくる。
千畳敷へと下る途中、宝剣岳中央稜を見る。今朝、登る際にちょうど中央稜を登り始めたパーティーはすでにオケラクラックにいる。まだ8時過ぎ。9時には山頂に抜けそうな速さだ。

9時半のロープウェイでしらび平へ。
ずいぶん早いうちに下山したが、前日の中央稜で結構疲れている。
渋滞に巻き込まれる前に東京に帰ることができた。

◾H明さんコメント
中央稜、クラックに雪が詰まっていると難しくなるんですねーー。私リードじゃなくって助かりました。千畳敷ホテルのお風呂と宴会は快適でした。4時に起きてF沢に向かうも悪天候で三度目の敗退でした。