谷川岳 一ノ倉沢3ルンゼ 2022/9/17

アルパイン(夏)

[メンバー]

Lビッグワン(記)、げんちゃん、Y田(会員外)

[行動経過(天候・タイム)]

6/25(土) 晴れ

04:15 谷川岳インフォメーションセンター
05:00 一ノ倉沢出合
05:40 テールリッジ末端部

06:40 南稜テラス
07:00 4ルンゼF1
10:50 3ルンゼF3上

12:00 2ルンゼ・3ルンゼ中間尾根

13:40 国境稜線(大休止)

14:30 オキの耳山頂

17:00 ベースプラザ

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[ルート概要・特記事項]

3ルンゼは、僕の尊敬する小川登喜男氏らによって初登攀されたルートであり、一ノ倉沢の最深部を明らかにした歴史的価値の高いルートだ。ふとした折に、一ノ倉の大登攀時代を語る「初登攀行」を手に取った。目標である滝沢の雪稜やスラブ、過去のαルンゼでのビバーク等、一ノ倉沢の情景を脳内に思い浮かべる度に、湧き上がる感情。登攀を渇望していた事を久しぶりに感じた。

憧れのクライマーの足跡を辿り、更にあの岩壁を知りたいと3ルンゼを目指した。

早朝4:00過ぎ、各方面からメンバーが集結し暗闇の中一ノ倉沢へ歩き出す。全員初の顔合わせ。たわいの無い話をしている内に一ノ倉沢出合へ。まだ薄暗い谷を見上げると想像以上に雪渓が残っており、本谷に降りられるか焦ったが杞憂に終わった。

昨年の秋にアプローチしたお陰で南稜テラスまで難なく進む。テラスから1ピッチ懸垂で本谷に降り立つ。目的の3ルンゼは丁度正面にあり、一直線の岩溝が稜線に向かって突き上げている。

4ルンゼF1はフリーで上がり、トポの2P目からザイルを付ける。

1P目:山田

緩やかなフェースから草付きルンゼを詰め、ルンゼ右のリッジの鞍部でピッチを切る。

2P目:片野

リッジ横のバンドをトラバースし3ルンゼF1へ。F1は途中まで直上し落ち口で左から回り込んでスラブに出る。終了点は岩にタイオフとカム。残置は豊富。

3ルンゼF1

3P目:コンテ

4P目:坂田

F2のルンゼ状に沿って登りスラブへ左上する。前日まで好天のお陰でルンゼ内もかなり乾いていて登りやすい。

F2の登攀

5P目:コンテ

6P目:山田

F3の顕著な凹角からチムニー右のフェースへ抜ける。一番傾斜が強く感じられるピッチ。ステミングをかましてのクライミングが楽しい。

7P目:片野

草付きスラブをランニングコンテで150m程進む。ランナーは残置ハーケンか極小カムで所々取っていく。上部岩壁の左の草付きに入り、ルンゼ・3ルンゼ中間尾根の直下まで。ロープ無しでも行けそうなものの、所々嫌らしい。

上部岩壁を右手に

ここから坂田トップのロープ1本コンテで藪尾根を詰め上がる。尾根からは滝沢上部やドームが間近に見える。ここは一ノ倉尾根上部と異なり踏み跡らしきものは見当たらない。谷川らしい草付きに注意を払いながら延々と登る。途中の露岩は敬遠して右から回り込む。その上部が15m程度の傾斜の強い草付きになり、1ピッチフォローを確保した。傾斜が緩んだ岩の基部から再度コンテに切り替える。その頃になるとオキの耳のハイカーの姿が見えてきた。最後に単調な藪漕ぎをこなし国境稜線へと出た。

谷川らしい草付きと露岩帯

万太郎谷上部の緑一色の美しい山肌と、心地よい太陽の日差しが出迎えてくれた。風が程よい涼しさで疲れた全身が癒やされる。稜線で大休止してから西黒尾根の下山に取りかかる。久々の急峻な尾根に膝がフラフラになりつつ明るい内に登山口に到着した。

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