メンバー:K山L、S藤、S幡、T内

○行動予定
<10 日>午前 6:30(新発田駅集合)―7:30(ダム公園)8:00―9:00(七滝沢出合)―10:30(七滝下)―12:30(七滝上)―13:00(テン場A)
<11 日>(テン場A)7:00―13:00(三俣)―13:30(テン場B)
<12 日>(テン場B)7:00―10:00(二股)―13:30(登山道)―13:40(二王子山頂)―15:30(二王子神社)―16:30(ダム公園) 但し、テン場Aは七滝と130m滝の間、テン場Bは三俣の先を予定。
下山後、ダム公園までタクシー利用。16:00 予約

○報告・コメント
8月10日
午前7時過ぎ出発、内の倉川左岸の林道に入る。
林間を約1時間歩き、目印の大岩の横から対岸の七滝沢へ。8月の七滝はアブの牙城である。
撤退もあり得ると脅されビクビクしていたが、今年は主が不在とみえ、ほとんど姿を見ることがなくラッキ-だった。
花崗岩の大岩と悪戦苦闘して約2時間、核心のひとつ七滝に着く。くの字に連なる2滝を小さく巻き5段100mとご対面。
ここは当初、2段目の滝上から左岸の小尾根を642m峰付近まで詰め、5段を一気巻きするつもりでいたが、途中で左へ分岐する踏跡があり、ダメもとで入るとこれが大正解、40~50分で最上段の滝上に出た。


ここから先は渓相が一変し、今までの苦労が嘘に思える美しい景色が谷間に続く。

1日目は七滝の先の左岸にテン場を確保、ブルーシートを屋根折りし、床に笹の葉を敷き詰めて塒とする。

8月11日
午前7時15分出発、三ツ俣へ。約2時間半歩いて、もうひとつの核心である130m7段の連爆に出会う。直登と右岸の高巻きを繰り返して最上段の滝上に出た。この滝上から奥の二股までが七滝沢の美を代表する部分で、小滝と瀬を行き来する流れの美しさに心を動かされた。テン場の三俣まで竿を片手に釣り上る。
釣果は私が4匹でS幡さんが1匹。ドライテンカラの私にとって、4匹の釣果は大漁の部類に入る。三ツ俣のテン場は、両岸から枝沢の流れ込む沢の十字路に在る。とても良いテン場で、右岸から流れ込む枝沢の水の美味しさは各別であった。

8月12日
午前5時出発。天気が下り坂なので奥の二俣へ急ぐ。計画では奥の二股を右俣に入る予定だったが、時間短縮のため左俣に入る。源流部に入ってから、廃取水堰、土嚢の取水堰、トンネルの順に、地図に無い人工物の数々を見て頭が混乱した。すぐル-トの誤りに気付いたが、戻らずに、この先で出会う右股を詰めて稜線に上がることにした。
コンクリ桝の水路沿いに明瞭な作業道があった。所々に赤テープの目印があり、たまに人が通る様子。作業道を進んで尾根を越えると、流れのある沢と出会う。我々はその沢の位置を特定できなかったが、覚悟を決めてこの沢を詰めることに。
流れが絶え、その先は草地と思いきや、現れたのは手強い灌木の藪であった。薄暗い藪の海を泳ぐこと40~50分、待望の登山道に漂着した。が、そこは、計画上の終了点より1キロ以上も東方の、二本木山の山頂付近だった。
沢の詰めはこんなものと言えばそれまでだが、とんでもない場所に出てしまった。はるか彼方の避難小屋に笑われているような気がした。


今回の七滝沢は、左俣の源頭部で現在位置を見失い、まさかのル-トミスを重ねてしまった。プレ山行で読図を徹底したつもりだったが、本番では練習のようにいかなかった。これが沢の怖さと奥深さだと思う。七滝沢は、私が経験した沢の中で、最も美しい沢でした。
ご一緒してくださったS藤さん、S幡さん、T内さんに感謝です。またS藤Iさんには、2度の訓練山行、合宿を通じ、あらゆる面でご指導いただき有難うございました。