ザ・グラビアルートともいえる湯檜曽川本谷とナルミズ沢を一度に楽しもうという贅沢企画。実は沢を始めた3年前の夏、湯檜曽本谷で足くじき敗退をしている。ある意味リベンジ。

■7/24(土)晴れ・夜に雨 5:50白毛門登山口~7:10武能沢出合 ~13:30大滝~15:00二股(泊)

予報によると両日とも雷雨の心配あり。行動中の雷雨は避けたいということで早めの行動を心がける。
6時前に出発、湯檜曽川沿いの登山道を歩くこと1時間少々、武能沢手前のガレ場から入渓して武能沢でガチャ装着。

最初の滝、魚止め滝は残地を使って左を巻く。
沢は明るく、河原、ゴルジュ、釜、滝、雪渓の色が映える。次から次へと見どころが現れる。赤淵は泳ぎと泳ぎへつり。雪渓は思いのほか多く、長い雪渓くぐりの箇所があった。

沢特訓を充分に重ねたS田さんは今回は楽しむ余裕たっぷり。皆、泳いだりへつったりころんだり。思い思いに楽しみながら遡行。

しかし今回は全員アクアステルス。ここの岩はヌメって歩きづらい。

七つ小屋沢手前の10m滝でをS田さんリード。
大滝手前の2段滝、2段目が難しそう。いましがた登ってきた1段目を降りて巻こうとしたが、S津さんが草つき側壁を登れるということで、空身でリード。お見事!
大滝は1段目をフリーで登って2段目をM中さんリード。
少々遊びが過ぎたか、時間が押している。天気もあやしくなってきた。スタコラサッサと小滝を直登したり巻いたりして徐々に視界が悪くなる中、15:00二股到着。だれもいない。幕場は二股手前左側に決定。この周辺は少々整地すれば泊まる場所はそれなりにありそうだ。

焚き火の最中に単独の登山者がやってきて周辺に泊る。なんとこの登山者とは翌日にも会うことになる。焚き火が勢い付いたころに雨。夕食はタープ下。その後雨が上がったので焚き火宴会。深夜は土砂降り。

 

■7/25(日)晴れ 6:10二股~8:20朝日岳~9:40ナルミズ沢源頭~12:30ウツボギ沢出合~13:20東黒沢乗越~16:50白毛門登山口

土砂降りで焚き火はすっかり消えていた。がんばって熾そうとしたけど無駄に時間を費やしただけ。焚き火のない寒い朝を過ごす。

ここからはどんどん標高を上げる。薄い藪ながらもイラクサ?の棘が刺激的な詰めを抜けて朝日岳山頂直下のお花畑に抜ける。一瞬たりとも飽きさせない、これぞグラビアルート!

朝日岳山頂で大休止をとって、ナルミズ源頭に向かう。踏み跡は不明瞭で時折外れるが笹藪は低く、歩きにくくはない。1時間でナルミズ沢源頭。広がる草原がすがすがしい。S田さんはここに家を建てるそうな。
ちょっと下降すると、単独の登山者とすれちがう。なんと前日に二股に泊ってた登山者。朝日岳に詰めた後、登山道でナルミズ沢に下りて遡行してきたとのこと。早い!

濡れたくないS津さんをそそのかし、飛び込んで泳いでウォータースライダーしてどんどん下降する。湯檜曽本谷と違ってアクアステルスがばっちり効く。あっという間にウツボギ沢出合へ。

ウツボギ沢を登り、すぐに左の支流へ。東黒沢の乗越までは赤テープがあった。

これまでの明るい沢から一転。東黒沢は暗くてジメジメしてヌメる。アクアステルスが効かない。しかも倒木が多くなかなか前進しない。いいかげん飽きて疲れたころにようやくナメが広がる。やっぱりヌメるので油断してぺたぺた歩いていると尻もち。

ほとんどの滝にはすぐ隣に巻き道がある。懸垂下降は1回。ようやく服が乾いてきたころでまた泳ぐ。快適なウォータースライダー発見!釜にドボン系のスライダーではなく、浅瀬をそのまま滑る形のスライダー。濡れたくないと言っていたS津さんも、ここはウォータースライダーで遊ぶ。

ハナゲの滝はペツルの支点で懸垂下降をしながら水流を横切り、あとは乾いた岩を歩いて降りる。河原歩きと登山道を少し歩いて白毛門の登山口にもどる。

4人でハイタッチ。