メンバー:M中

小心者なのでどこまで入れるかビクビクしながらクルマを進めるが、本間橋を過ぎたところで何台か駐車しており、付近で止める。しばらく歩くと音楽が聞こえてくる…。ん、音楽が聞こえてくる?なんと、サウスフィールド系大型テント3張りの青年たちがテクノミュージックを大音量でかけておる!これには意表を突かれた…。それもDJコンポーネントで自分たちでやっている。

完全に動揺してしまい伝道から直接早戸川へ入渓。巨岩系の渓谷を胸まで浸かりながら釜を2つほど突破すると、ゴルジュの中に幅15メートルの大プール。
ここで確信に変わり、左岸のザレルンゼを30mばかり苦労して登ると登山道を捕まえた。山道見落としてたのね。すでに全身ビショビショである。

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雷平からは下降点の尾根の傾斜を確認しておく。原小屋沢は丹沢にしてはスケールが大きく沢の造形がダイナミックなので、まともに遡行しようとすると結構水を浴びる。水に浸ることのできる時期のほうがトレースがセコくならなくて楽しめると思う。核心部に比べ源頭部は穏やかな渓相となり、各所からせせら枝沢が流入する。沢型のない流水なので、確かめに3本ほどよじ登ってみると、やはり全てが湧き水で湧出というより噴出していた。

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お昼は蛭ヶ岳の山頂でカップヌードルだ。丹沢といえばカップラーメン。
表尾根では塔ノ岳手前の烏尾山の山頂で朝9時50分ぐらいからカップラーメンとコンビニおにぎりを頬張る中高年男性を常に見かけることができる。私の座ったベンチテーブルは単身男性3組。カップヌードル(Big)、カップワンタン&コンビニおにぎり、手作りおむすび&おでんパックの三つ巴となった。やはり手作りおむすびの男性は、トータルバランス、ひと手間感で頭ひとつ抜け、ほのかな誇らしさを漂わせていた。

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下降は丹沢山方面1608m派生尾根。シカ柵もあり、一番歩きやすそうなところに進むと、ところどころ踏み跡に交錯する。下部は植林で踏跡明瞭。
早戸の大滝を見学するため1100m付近から進路右へトラバース。30mロープ3回の懸垂で本谷沢へ降りる。大滝沢へ入るとすぐに威圧的な岩壁が姿を現した。

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山ビルの棲生、嫋やかだが崩壊の進む山稜と、老朴とした味わいを感じさせる早戸川流域にあって調和せず、存在を孤軍奮闘する大滝はそれもまたかなしい。
16時を過ぎる頃にはすでに暗くなり始め、足早に渡渉を繰り返す。歩きはじめた林道の夕間暮れのなか、また遠くテクノミュージックが聞こえてきた。