メンバー:Y川L、M田、A澤(会員外)

1/11(晴れ)
林道ゲート7:30~大滝下14:00

 篠沢キャンプ場先の林道には心配していた積雪はなく、問題なく篠沢に掛かる橋の先の林道ゲートまで入ることができた。ゲート手前の左手に入る道を行くと広場があるが、道が悪く広場に行くのを諦める。ゲート手前のスペースに戻って車を停めた。朝方、もし一ノ沢に来るパティーが多かったら、転進して戸台に行く予定にしていた。ところが、そんな心配は無用だった。明るくなって1台が来たのみだった。しかも、彼たちは一ノ沢ではなかった。この車から突然私の名前を呼んだのでびっくりした。以前会ったことのあるYCCのS野さんだった。彼たちは未登のアイスを登りに行くらしい。
 結局、心配していた他パティーは来なかったのである。私の知り合いは複数パティーが入るらしいと言う情報から一ノ沢を諦めて、戸台に転進する旨のメールを寄こしていた。ゲートから30分程林道を歩いて一ノ沢出合に着く。出合の上流に大きな堰堤があり、河原に降りることが出来る道がある。そこから対岸に渡渉できるように大きな飛び石がある。簡単に渡ることができる。渡ったら左岸尾根に取り付いて尾根に上がった。尾根には踏み跡がある。凍っているのでアイゼンを装着。2ピッチほどで1393mのピークに着く。このピークから一ノ沢大滝が遠望できる。V字の渓谷に圧倒的な存在感を見せる。
 そこから西に伸びる尾根に入る。少し下って大きな大木がある辺りで、右寄りの尾根状を行く。顕著な尾根状になってないが、目印に傾きかけている大木がある。尾根状を下ったあとは窪んだ斜面を下っていくと、懸垂なしで一ノ沢の本谷に降りることができる。
 沢筋は20cmほど新雪が積もり歩きにくい。もし出合から沢筋ルートで来たら、嫌になっていただろう。1週間前にトマのパティーが入っているらしいが、トレース跡はなかった。その後に新雪があったらしい。少し行くと下の大滝40mにぶつかる。易しい氷瀑だがザイルは必要である。Ⅳくらい。ここを登って進むと目の前に大滝が見えてくる。大滝の少し手前のところに良いテン場を見つけ今日の行動を打ち切った。2時前だった。
 夜はM田さんが準備してくれた鍋を美味しく戴いた。
 
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1/12(晴れ)
テント場6:15~大滝取り付き7:15-7:30~大滝上10:45-11:45~大滝下14:20~テント場14:40-15:20~車18:15

 今日は出来れば、大滝、中滝を登って下山したいので早目の6時過ぎに出発にする。でも6時半でもまだ暗い。テン場から大滝の取り付きまですぐ着けると思っていたが、巻きや新雪のラッセルで滝の取り付きに着いた時は7時を過ぎていた。下から見る大滝は大きい。千波ノ滝より大きい。下半分は寝ているが、上の方は少し立っている。
 
 1ピッチ目。50m出して左の張り出した岩の基部まで。Ⅲ+くらい。
 2ピッチ目。50m。滝を右上したあと、一番傾斜のある部分を登る核心のピッチ。ビレポイントはハンギングビレ。Ⅳ~V-
 3ピッチ目。40m。少し左上したあと、右の灌木を目指して登る。Ⅳ
 4ピッチ目。30m。ゴルジュぽい地形の場所で雪の斜面を登ったあと7m程の氷瀑を登って終了。Ⅲ
 (ピッチの切り方によって、3ピッチ目が核心ピッチになる。)
 
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 この大滝の上流に中滝が見える。60mはある感じでバーティカル。登る予定でいたが、滝が大きいことと滝が立っていて難しそうで、取り着いたら今日中に間違いなく帰れないと推測。登るのに2時間以上はかかりそうだ。大滝で結構満腹になってしまい、見学だけにすることにした。(M田さんは登りたそうだったけれど。)
 さて中滝の見学をしたあと、大滝の下降になった訳だが、廣健さんの本に右の小尾根からルンゼを下降すると書いてある。ちょっと偵察してみるも、廣健さんの説明が分からない。私は下から見た時は滝の左岸のブッシュ帯がいいのではないかと考えていた。ブッシュが煩いかもしれないが、ある程度大きな木が急斜面にあった。氷瀑沿いは木は生えてないので、ちょっと恐ろしい。
 ただ、氷瀑を下っている写真もあったので、支点になる灌木があるのかもしれない。でも、見えている灌木は親指程度の太さしかないように見える。そんな灌木で懸垂する気にはなれない。一方、M田さんは右岸の方がしっかりした木があったから右岸が良いと言う。あまり気が進まなかったが右岸を下降することにした。
 2ピッチ下った所で懸崖の上に降りたが、ここから取り付きまで50mでは届かない。ザイルを垂らして見ると、途中の傾斜の緩い雪面には届いていた。何とかなりそうだ。そこから、氷にアバラコフを作れば、取り付きに戻れそうだ。雪面に降りると、運良く氷柱を少し加工すれば支点を作ることができた。こうやって、大滝の下降に2時間を費やして無事下降することができた。
 (*2011年に84パティーが登った記録では左岸の藪の中を下降したとあった。私が想定した下降ルートだと思う。)
 テントに戻り、テントを撤収して急いで下山の支度をする。この時3時過ぎ。明るい内に林道に戻れるかどうかと言う時間だった。結局、尾根を降り切る手前でヘッデンを出すことになった。登って来たルートとは違う場所を下降してしまうが、渡渉地点に無事辿りついてホットした。
 来る時林道が凍っていたのでアイゼンを履いたままで林道を歩くことにした。6時過ぎに車に戻る。このあと、すぐに武川の湯に向かったのは当然。なんとか、8時半前に入館でき、温泉の有難味を実感したのでした。

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