メンバー:S口、KTR

■07.04(金)夜
前夜、東北道~山形道経由で山形蔵王ICで降り、蔵王ダムへ。

■07.05(土)
ごく弱い雨の降る中、8時半に出発。草の生い茂る林道から八方沢に入渓。

【F1-5m通過】
腰まで水に浸かったり、ほんの少し泳いだりして進んでいくと、渦が巻いている釜のあるF1-5m滝が現れる。ここでは空身になってロープを結びS口がリード。釜の右側をへつって行き、水流に押し流されないようにホールドに手を伸ばしていく。滝身近くになってハイステップで水中から上がる。落口近くでは水中の岩のフリクションが意外と効いた。

P7050020泳ぐ喜寅くん
私のザックを背負ったKTRくんが続くが、へつっていたところ渦の流れに乗ってしまい、水面に浮いたままなかなか壁に戻れなくなる。なんとか下流側に下がって脱出するが、その間、壁に戻ったり渦の流れに乗ったりと長い時間水に浸かっていたた め、手が痺れてしまったそうで、滝の直登を断念。
S口がカムやマッシャーをセットし、2つのザックをロープで引き寄せる。なかなかの重労働。KTRくんは一人高巻いて懸垂下降して沢床に戻る。F1の通過で時間も労力も使ってしまったので、F2-8mはさっさと右から巻く。

P7050030
【熊との遭遇!】
沢筋が左右に曲がって行くところで、前を歩くKTRくんが突然「クマ、クマ」と言うので、左を見ると10mほど先の斜面を動く黒いものがいる。熊だ。それも2頭。親子だ。こちらがあたふたしてる間に、熊は斜面をかけ登ってすぐに見えなくなった。ふう、襲われなくて良かったと胸をなでおろす。KTRくんは熊と目が合ったと言う。こわ。トラのひと睨みで一目散にクマは逃げ出したのかも。
 
【装備が水没…】
草むらの中にビバーク地を見つける。平べったい石とむしった草を敷き並べ、タープを架ける。
S口の装備をザックから出すと、服も何もかも全てビショビショに濡れていた。ダウンジャケットもたっぷり水を含んで固まっている。愕然…。F1通過後にザックがやたら重くなったとは思っていたのだが、買ったばかりの某社の防水バッグに水が入ったらしい。
雨で焚き火も熾せず、濡れた服のまま濡れたシュラフカバーに入り、寒さに震えながらほとんど眠れぬ夜を過ごすことになる。ツラい。深夜、さすがに寒さに耐えられなくなり、ガスの炎で暖を取りながら細々と服を乾かしてみる。

P7060071スノーブリッジをくぐる喜寅くん
■07.06(日)
夜まで降っていた小雨が上がり、青空が見える。遡行開始。8m滝を右岸から巻くと上流側に雪渓が見える。枝沢を下降し、雪渓の側面からスノーブリッジをくぐって通過。S口は寝不足で、ヤブ漕ぎしていると頭がくらくらしてくる。

P70600838m滝の大釜に入るS口だが、ここから先に進めず
左に見える20m滝の先、15m滝は右岸から巻くが、この巻きも出だしからワルい。巻くつもりが、上流側に2つほど大きな直瀑が見えたのでそのまま尾根に上がることにした。ヤブ漕ぎを続け登山道に出る。鍋倉不動のある尾根道をたどり蔵王ダムに下山。
(S口)